奈良県の保健研究センターに勤務する30代の主任研究員の女性が、在宅勤務を悪用して53回中52回労働を怠っていたとして停職6ヵ月の懲戒処分を受けた。この不正は、去年1月26日から今年9月18日の間に起きており、常勤の勤務日数に換算すると50日と1時間に相当する。奈良県では在宅勤務を申請する際は上長への届け出が必要で、ログインやアウトログインの記録で出退勤が管理されている。
しかし、女性はパソコンをログインした状態で維持し、アウトドア施設や飲食店などを利用していた。情報提供を受けた県は調査を行い、女性による勤務偽装を突き止めた。

この事件は在宅勤務制度の抜け穴を浮き彫りにし、制度設計の不備が問題の根源だ。まず、勤務の実態を確認する仕組みが欠けていたことが、この不正行為を容易にした。さらに、女性の行動に対する上長の監督責任も問われるべきであろう。具体策として、まずは「仕事の成果物」に基づく評価制度の導入が良い。次に、リアルタイムの勤務監視システムを強化し、不正行為を事前に防ぐことが重要だ。さらに、従業員の倫理教育を通じて、カスタマイズされた監査を実施することで信頼性を高める。このような不正が続く限り、公共機関の信頼性は著しく損なわれ続けるだろう。愛する仕事を通じて社会貢献を説いている政府に対する痛烈な裏切り行為であり、彼らが行動を起こさなければ、似たような事件が繰り返されることになる。

ネットからのコメント
1、今年「国家資格の講習」をオンラインで受講しました。講習会場まで行かなくて良いので経費面などで助かりました(受講費用は同じです)。事前に受講者の顔画像を登録しておく。パソコンのカメラの前から受講者が離れると講習画像などがストップする。(パソコンのカメラの前にいないと受講できない。)在宅勤務もこのような形式にすべきです。
2、まあこの職員は懲戒免職は当たり前として、むしろ53回も出勤したように見せかけられたのがすごいな。何もしてないのに。その日の仕事の成果とか誰も確認しないの?もうこの研究施設自体そういう確認体制も出来てないんじゃ破綻してるでしょ。
3、人事担当課は懲戒免職にもっていきたかったんだろうけど、在宅勤務の成果の確認をしていなかった担当課に忖度して停職にしたのか、な。
人事院の規定を基にした「懲戒処分の指針」では(1) 欠勤 ウ 正当な理由なく21日以上の間勤務を欠いた職員は、免職又は停職とする。だから懲戒免職に「すべき」案件だと思うのだけどね。
4、停職6か月食らった時点で、半年間無給ですからね・・・約3か月間フルさぼりを披露した結果、半年給料カットなのでまぁバランス取れているような気がします。まぁ、このまま居座っても今以上の昇進は難しいでしょうし、退職金も減額要素がつきましたが、依願退職となるのかが注目ですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3f0c14832b84617f77d976ef3c233fb4c270a6c9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]