2025年5月、長野県御代田町のスーパー駐車場で、77歳の女性が運転する車が暴走し、73歳の女性をはねて死亡させた事故が発生しました。被告は運転中にアクセルを誤って踏み込み、車は7台を巻き込み、植え込みに乗り上げて止まりました。検察は、この過失運転致死の罪で被告に禁固1年4カ月を求刑しました。現場の目撃者によると、車が猛スピードで駐車場を暴走している様子があり、被害者の家族は未だに事故の現実を受け入れられずにいます。

被告の弁護側は、被告が事故の重大性を認識し反省しているとして執行猶予を求めています。判決は来年1月26日に言い渡される予定です。

この痛ましい事故は、高齢者の運転に関する社会的な課題を浮き彫りにしています。77歳の女性による運転ミスが悲劇を生んだことから、年齢による運動能力や認知力の低下に関しては注意が必要です。まず、運転免許の更新に際し、高齢者にはより厳格な試験や適性検査を設けるべきです。次に、公共交通の整備を進め、地域における移動手段を多様化させることも必要です。また、高齢者が安心して地域社会の中で移動できるよう支援を強化することが求められます。社会全体として、安全を確保するための制度設計を怠るべきではありません。これらの取り組みがあれば、このような事故の再発を防ぎ、より安全な社会を築くことが可能となるでしょう。

ネットからのコメント

1、人ひとりの命を奪っても、交通事故なら1年4か月ですか。今後執行猶予も付くかもしれない。危険運転の要件もそうだが、運転中の過失について刑罰が甘すぎるのではないか。高齢者も、同年代の運転手が厳しい刑を執行されるのを見聞きすれば、返納の考えを少しでも持てるのではないだろうか。今この時も、老若男女問わず運転適性の無い事故予備軍が、たくさん公道を走っている。

2、職業柄高齢者の運転状態をみていますが、特に気になるのは運転席から降りて杖をついて歩いている高齢者を時々みかけます足は相当悪いのだろう　もし急ブレーキをかける場合反応が遅く制動距離は長くなり交通事故は発生しやすい。

3、この事故の様子が映ったドライブレコーダーの動画が普通にYouTubeで見られるのですが、事故の数日後、見る気がないのに目にしてしまいました。遠くの方で被害者の方も映ってました。ものすごいスピードで突っ込んでます。それをフワッと動き出し、という表現、本当にあり得ません。あれを見てしまうと、加害者を許せる気にはなれません。

もっと重い罪にしてもらわないと、亡くなった方がうかばれません。相当な量の輸血がされたと耳にしました。ご冥福をお祈りします。

4、事故してからの反省は誰でもできる。事故を想定して、運転が危うくなってくれば止める勇気が必要。車があれば便利だが、運転が危うくなってきた自覚があれば、直ぐにでも止めたほうが良い。生活が困るようなら、身内とか親族に相談すれば良い案が有ると思います。TVの「ポツンと一軒家」を見ていたら、70代夫婦で軽トラ乗っていたところ、夫の運転が普段と違い、病院で受診してところ認知症が分かり、運転を止めた。