自衛隊が直面している人手不足問題を背景に、女性の採用活動が強化されています。11月28日に京都府舞鶴市で開催された護衛艦「あさぎり」の見学会では、女性艦長を含む隊員が職務を紹介しました。これにより女性の隊員比率が令和6年度には17.3%に達し、目標を達成しました。また、女性専用区画の拡充やPR活動が進められています。しかし、長年の男社会的風土やコンプライアンス意識の低さが課題となっています。
人員充足率が89%を割る中、防衛官庁が制度改善に取り組んでおり、若い世代の参加を促す措置が求められています。

一見進展しているようにも見える自衛隊の女性採用。しかし、表面的な数字の達成に隠れる課題は実に深刻です。古い組織文化と制度の欠陥は、依然として女性の活躍を阻む大きな壁となっています。まずは、ハラスメントを始めとするコンプライアンスの徹底が求められます。次に、柔軟な働き方を可能にする制度改革、例えば育児や介護を支援する仕組みの導入も急がれます。そして、魅力的な職場環境の提供を通じた若者の採用促進が欠かせません。日本を取り巻く国際情勢の厳しさを鑑みれば、女性の力を最大限に引き出すことが不可欠です。人材不足という危機をただの数字で測るのではなく、質を伴った議論と改革により解決を図るべきです。
自衛隊という堅い組織が柔軟で多様性を持つ未来へと転換すること、それこそが真の安全保障への道筋なのです。
ネットからのコメント
1、徴兵制でないのなら他の職と圧倒的な差を設けないといけない。今の自衛官の給与やボーナスは民間のデータをもとに設定されてるけど、いやいや国の為に体張って危険な任務や訓練してるんだからそこを合わせたらダメでしょ。似たような給与なら絶対に民間に行く。今の自衛官は意識が高く責任感ある者でなんとか成り立ってるような状況だと思います。また自衛官の給与改正があるようですが所得税差っ引いたら数千から一万程度の月収増に収まりそうな気もする。。。そんなケチな政策じゃいつまでも充足率は改善されませんよ。
2、空や海は女性でも仕事に男女差がないですよ。でも、陸は女性の割合が多くなれば男性に負担がかかるだけ。泥臭い訓練は避けられないからね。かと言って女性だけ事務仕事のみって言う訳にもいかない。そもそも給料がまったく一緒だし、表向きは男女平等なんだから。女性の割合が少ないから何とか成り立っているのが現状。
3、自衛官の待遇向上、地位向上を図るべき時代となっていると思います。その為にも、やはり憲法上に自衛隊の位置付けを明確に示す事が根幹かと思います。アメリカでは毎年メモリアルデーには、小学生でも皆で陸海空軍、海兵隊、沿岸警備隊の歌を合唱して国の為に働く軍人に感謝と敬意を表します。国民の生命と財産を守る立派な任務。自衛官の方々が国民からもっとリスペクトされるべき時代と思います。
4、女性が活躍するとかでなく普通に仕事をしたらいい。楽な仕事や収入の高い分野だけ女性が平等にと進出してくるが深夜の仕事や力仕事なんかも男女比率同じにしないと。総理大臣だって女性になったんだから。これは男性側が求めたのではなく女性側から平等にと言い始めたことだから。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0a517de502486705b93ed7b287f0193cc5359df2,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]