ウラジーミル・プーチン大統領は、年末恒例の記者会見で、ロシアはウクライナ侵攻による人命喪失の責任を負っていないと主張した。彼は、ロシアが戦争を始めたわけではなく、和平交渉の失敗は西側諸国の責任であると強調した。また、未制圧のウクライナ領を武力で奪取する計画を繰り返し明言し、ロシアの立場を固持している。プーチン氏の発言は、戦争の根源をロシア以外に転嫁し、自国の軍事行動を正当化するものだ。

プーチン大統領の発言が示す視点の偏りには、大きな疑問がある。侵攻指示は彼自身から出されたもので、その結果多くの命が失われた現実に対する責任と誠意は不可欠だ。国際社会の信頼回復には、まず事実を直視し、責任を明確にする姿勢が求められる。具体的には、人命を最重視した停戦の提案、透明性のある交渉プロセスの確保、国際監視機関による紛争収束の道筋が考えられる。このままでは、国家の信頼性そのものが大きく揺らぎ、平和への期待はさらに遠のくことだろう。真の平和には、責任の所在を明確にし、国際社会と協調する意志と行動が不可欠である。
ネットからのコメント
1、ロシアが始めた戦争であることは疑いようがなく、その独裁的な指導のもとで多くの命が奪われた。国際法違反は明白で、本来なら起こる必要のなかった戦争によって深刻な悲劇が生まれ、いまもなお収束の見通しすら立っていない。
世界規模で大国が独裁化していく傾向は極めて危険だと感じるし、ロシアは日本と国境を接し、領土問題を抱え、さらに核兵器を保有している。日本の武装強化に対して批判するメディアも多いが、核兵器こそ最大の抑止力であり、もしウクライナが核を保有していたならこの悲劇は避けられたのではないかと考えている。
2、プーチンはウクライナの独立を、未だに認めていないのだろうと想像する。プーチンの振る舞いはロシアの大統領と言うよりも、まるでロシア皇帝のニコライ二世かソ連の独裁者スターリンのように映る。従ってウクライナ戦争の結末は、ウクライナがプーチンの停戦条件を飲むか或いは、プーチンがロシアの最高指導者の地位を降りるまで続くのではないかと考える。エリツィン元大統領が自己保身の為に、プーチン氏を選んだのは大いなる間違いだったと思う。
3、先ずは国際法と国内法を考えてみるべきだ。国際法とは国家が合意した法的拘束力は持ち、違反すれば国際社会からの非難や制裁を受ける。今回の場合にはロシア側が一方的に侵攻した2022年の事だ。
それによって、ロシア側は国際社会から非難をされ経済制裁を受けている側だ。一方の国内法。ロシア側の主張にはなるがロシア国内のみに効力をもつ法。どちらが国際社会において優先されると言うと当然ながら国際法。当然だ。ロシア側の都合でウクライナ側に一方的に侵攻したのだからな。そして侵攻さえしなければウクライナ国民も命を落とす事も無かった。だからこそ、ロシア側はプーチンは国際法で裁かれ無ければならない。戦争犯罪国として戦争犯罪者として。
4、中露のやり方を見れば分かる。とにかく自分たちは悪くない。誰が見ても、悪いのはどちらか明確なのにね。もはや、言葉が通じる相手ではないよね。そんな恐ろしい周辺国の脅威に対抗するには、核武装するしか、助かる道はない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8dbd55c30b1b60062789238ae3f6977416b0c6d9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]