2023年10月18日、高市早苗政権を揺るがす発言が官邸で出された。政権の安全保障政策を担当する「官邸筋」が「核を持つべき」と非公式取材で発言し、大きな物議を醸している。発言者は高市首相の安全政策のブレーンとされる人物であることから、政権にとって大きな痛手となっている。高市氏はこれ以前に「台湾有事」を巡る答弁で日中関係に悪影響を与えており、続く舌禍に危機感が広がっている。

自民党内ではこの発言に対する苛立ちと、政権のガバナンスについて疑問の声が上がっている。

今回の高市政権における核兵器保有に関する発言は、日本の平和に対する歴史的立場に逆行し、深刻な問題を示している。日本が長い間堅持してきた「非核三原則」は、世界の平和と安全へのコミットメントとして評価されている。政権内で「身内中の身内」とされる人物からこのような発言が出たことは、政権内部の緩みを露呈していると言える。他国の外交関係にも悪影響を及ぼし得るこの問題に対し、迅速かつ効果的な対策が求められる。まず、高市首相は官邸のコメント統制メカニズムを見直し、発言内容を監視する体制を整えるべきだ。次に、自民党内部での安保政策に関する慎重な討議を再活性化し、このような発言を抑制する環境を構築する。そして、日本の国民と国際社会に対して、非核三原則を堅持する意志を再確認することで、国際的な信頼を再構築する必要がある。

日本の戦争被害の歴史的教訓を忘れることなく、持続可能な平和主義を堅持することが急務である。

ネットからのコメント

1、問題点は２つ。オフレコ公開の是非と。核保有。オフレコ発言について、日本人はあまりにも性善説すぎ。オフレコでももしかしたら、、の場合を考慮した発言すべきかと。ただ、公開したメディアはもっと問題。約束を平気で破るやつとは付き合いたくない。核保有問題、周辺の好意的ではない国は核保有国。元々持っていなかった北までもが持っている。周辺状況が大いに変化しているなかで我国の防衛をどうするかは核保有含めて議論すべき。唯一の核被爆国だからこそ相手に使わせないことが肝要。相手と同様の装備がなければ仕掛けられる恐れがある。ウクライナがよい例

2、>オフレコ前提の非公式取材オフレコを明かしてしまうことは、取材対象者が口を閉ざすことに繋がり、あまり良いことだとは思いません。加えて、オフレコとなると映像その他もないと予想され、どんなニュアンスや流れで言ったのかも分からず、判断材料に欠けます。（個人的な信条なのか、誰か他人の発言の引用なのか、条件付きや遠い将来の話なのか、などなど）マスコミ側からすれば、「プロとして、報道倫理にかけてウソはつかない」とか言うのかもしれませんが、マスコミにそんな信頼感はありません。

さらに言えば、そもそも発言を問題視する前に、「考えざるを得ない状況にある」という点に目を向けるべきでしょう。

3、政権にも核兵器所持を是とする意見を持つ人がおられてよかったと思います。多様な意見があるのが当然で、与野党やマスコミを問わず、問題発言だと言って更迭を求めること自体がおかしなことだと思わないのでしょうか？それでは反対意見を言えば失脚したり命を狙われたりする全体主義国家と変わりません。

4、もちろん身内のこのような発言は安易だったと思うが、考えを持つことは自由だし、記者を信頼してオフレコで発言したにもかかわらずそのルールを破り報道した記者や、テレ朝のようにニュースとして報道してしまっている局にも問題がある。いまの悪化している日中関係のなかで、報道してしまうのはいかがなものかと思うし、ネタにしてスクープを取りたい、視聴率を取りたいただそれだけなんでしょう。でもそれはメディアの正しいあり方では無いし、メディア切り取り報道をして国益を損ねる報道をするのは許されないと思います。高市総理の問題、政府の問題以前に、オフレコを報道してしまったメディアが悪い。

中国に有利なカードをなぜ与えてしまったのか、意味がわかりません。