このニュースは、日本のフリーアナウンサーである徳光和夫さんがラジオ番組で発言した内容を取り上げています。来年3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック（WBC）について、競技がネットフリックスで独占配信され、日本の地上波で放送されないことに不満を示しました。徳光さんは、侍ジャパンの底力を見せる絶好の機会があるにもかかわらず、日本のテレビ局が地上波放送をしないことを「おかしい」と批判。

WBCに米国の強力な選手が揃っていることを評価し、大会中継に対する疑問を呈しました。また、ニッポン放送がWBCをラジオで生中継することを告知し、リスナーに支持を呼びかけました。

この問題は、日本のスポーツ放送における地上波テレビの現状を厳しく問う声として捉えるべきです。まず、公共の電波という資源が活用されない点は異常です。地上波放送は、国民が簡単にスポーツを楽しむための重要なプラットフォームであるはずです。スポーツイベントが有料プラットフォームに限定されることで、多くのファンが楽しむ機会を奪われています。具体的な解決策として、放送権の再評価を行い、多様な視聴環境を提供するための方策をテレビ局が共同で行い、地上波と配信サービスのバランスを保つことが挙げられます。また、テレビ局が視聴者の声に敏感に反応し、スポーツコンテンツに対するアクセスの公平性を確保するために新しいビジネスモデルを開発することが必要です。

社会的に望まれるスポーツイベントの放送形態が変化している現状を鑑み、テレビ業界全体としての改革が急務です。文化的価値を守るための行動が求められています。

ネットからのコメント

1、放映権の高騰によるものと言われているが、それをカバーして放映するのも日本の民放の企業努力だと思うし、ニッポン放送のラジオ中継はかなり頑張ったと思う。ネトフリももっと気軽に入る金額設定ならいいけど明らかに高いからWBC目当てでもさすがに二の足を踏みます

2、かつて日本のテレビ局はトヨタカップ（サッカー・クラブの世界王者決定戦）、ボクシング・タイソンのタイトルマッチ（in東京ドーム）など、10億単位の人々が見るようなコンテンツを世界中に発信した。今のテレビ局にあの頃のようなスケール感は微塵も無い。変えようという意欲も見当たらない。先日Netflixのドラマ「イクサガミ」を見た。作品自体は非常に面白かったが、日本の時代劇の製作さえも外国のメディアに頼らざるを得ないという有り様。スポーツとて例外はないってこと。その傾向は今後ますます顕著になると思われる。

3、Netflixが悪く言われるが、高額な放映権料によって賞金や補償額が大幅に増えるからねサイ・ヤング賞の2人が参戦したのは、金銭面の調整が所属球団と付いたのも大きいし、NetflixはMLBとの関係作りに積極的なのも絡んだでしょうね

4、今の日本の民放に、WBCのおそらくかなり巨額と思われる放映権を買い取れるほどの経済力はどこにもないでしょうどこの局も、むしろ普段の番組ですらも経費削減に努めるぐらいキュウキュウの状態なのに世界規模で運営してる企業と日本だけじゃ、競争にもならないよ