2025年、日本はコメ価格の急激な高騰に直面しました。5キロ5000円を超える価格設定が店頭に見られ、記録的な猛暑や不作が主な要因です。価格上昇は2024年夏から始まり、2025年3月には4000円台になりました。政府は市場安定化のため備蓄米を放出しましたが、効果は一時的でした。背景にはJAによる概算金の引き上げがあり、2024年の約1.
6倍に上昇した結果、価格を押し上げる要因となりました。この問題はコメの取引に市場原理が欠如していることに起因し、適切な価格設定を困難にしています。今後の見通しとして、値下がりの可能性はありますが、日本のコメの持続可能性が問われています。

コメ価格の高騰によって日本社会は大きな混乱に陥っています。通常の市場原理が働かないコメ取引の構造は大きな問題です。コメの取引は透明性がなく、相対取引が主流であり、価格競争の健全化を妨げています。このため、消費者は高値に悩まされ、農家も不安定な収入に苦しんでいます。取引の透明性を確保するためには、競りの場の設置や価格調査の公開を進めるべきです。また、価格急落へのセーフティネットとして、農家への収入保険導入も急務です。輸入米の積極的な活用や農業技術の向上による生産効率改善も有効な解決策でしょう。
コメ価格問題は単なる価格変動ではなく、日本の食糧安全保障の重要な側面を持っていることを忘れてはなりません。この状態を放置すれば、さらに多くの消費者が離れ、農業が衰退する危険性があります。
ネットからのコメント
1、農林水産省の仕事はJAと仲良くして米の価格を吊り上げる事?まあ更迭された江藤拓農林水産大臣などは米を買った事無いと発言して更迭されましたが今の大臣も色々な農産物をタダで貰って生活しているのでは?お米券配布に固着する大臣もそうですが、農林水産省も一度解体して組織替えをしないと農政は成り立たないのでは無いかな。JAにお任せの現状を見ると農林水産省は全く仕事してないですよね。生産者と消費者が納得いく仕事をして欲しいです。
2、日本への輸入米には341円/キログラム(5キロだと1705円)の関税を掛けることで日本の米農家は守られてきている。そこまで保護すれば日本の米を守れるだろうと国策判断された結果である。今ベトナム産ジャポニカ米は5キログラム2500円、カルローズ米は3000円で買える。関税と輸出・輸入経費とそれに関わる流通企業の利益も含めてこの価格である。
したがってこの価格が適正価格の上限基準であると思います。その価格で採算が取れるように規模拡大、合理化を政策として進めるべきです。ほっておいても平均年齢70歳オーバーの小規模兼業農家の離農が進むので、法人化や農地集積を優遇する制度や税体系を整備していくべきです。
3、米の高騰が続けば、米離れが進み、安価な輸入米が増えていくでしょう。米離れを防ごうと学校給食をご飯中心にしたものの、再びパンに戻さざるを得なくなるかもしれません。日本の米農家の今後は、輸入米に負けないよう大規模農業を推し進めるか、主食ではなく「国産米=高級食材」という路線を選ぶか、その二択になるのではないでしょうか。
4、主食だからとか、緊急事態に備えて備蓄する必要があるからだとか、安定供給のためだからとか、色々と理屈をつけて、米政策をいじくり回しているが、結局、うまく行ったことがないのではないか。国があれこれと手を出しすぎて、今回のような米騒動を引き起こしてるのではないか。だったら、いっそ、国が関与しない自由な米政策にしてもそんなに変わらないのではないか。
一度やってみてほしい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/cb0c47ef16efd7849aa0c274a716e366f38bcaab,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]