長崎県時津町在住の25歳の女性が、電子決済サービスPayPayの決済音を利用して、実際には支払わずに美容室と酒屋から物品をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われています。犯行の手口は、店頭のQRコードを読み取り、支払うボタンを押さずに音量調節で「ペイペイ!」の確認音を鳴らして店員を欺くというもの。2025年1月から2月にかけて行われたこの詐欺により、2店舗で約5万円相当の商品がだまし取られました。
女は犯行動機として生活の困窮を挙げ、被害弁償を申し出るも被害者側は拒否。検察は懲役2年を求刑し、判決は2026年1月に予定されています。

このような不正行為は、現代社会が直面する決済システムの盲点を浮き彫りにします。スマートフォンとアプリの普及は、便利さを提供する一方で、悪意ある手口も生む可能性があるのです。この事件の問題は、主に三つに集約されます。まず、音だけで支払いを確認した店員側の手順の甘さ。次に、決済システムにおける「音」と「実際の取引」の確認プロセスの欠如。そして、生活の困窮が引き起こす不正行為への社会的装置の不備です。具体的な解決策として、①決済時の画面確認を絶対条件とする教育の徹底、②決済アプリのUI/UX改善による不正行為防止、③社会保障制度の強化による経済的支援の充実が挙げられます。
我々の社会が求めるべきは、新しい技術に対応しつつも、それに絡む倫理とセキュリティを強化することです。
ネットからのコメント
1、スキャン式のPayPay払いの店です。たいていのお客様は入力した金額を見せてくれて支払うボタンを押し、支払い完了画面を見せてくれます。たまに自己完結でスマホをしまおうとされる方みえますが、お手数ですがと完了画面を再度開いて見せてもらいます。双方面倒ですが、支払額の入力ミスをされてる場合ありますし、故意なのかうっかりなのか支払いされてなかった事が何度かありましたので。
2、こういった犯罪は、何処かでこういう形で明るみになると思ってた。自身は店員さんの前で画面見せながら決済するけど、中には画面を見向きもしない店員さんも居た。お店が忙しい時は、画面を見るのも時間が惜しいと思うけど、店員さんもせめてしっかり見てます位のアピールは必要だと思う。
3、あくまでも搾取する気でやったほうが悪いのは前提で言うけど店側が支払い画面を確認しないのも落ち度としては大きいと思う。それと金額が大きくないからと量刑を軽くするのは違うのではないか?
4、悪い事ってのは特別ではなく誰だって考える。今回のやつも同じ事を考えた人はいると思う。だけど普通はやらないで踏みとどまるんだよ。「罪を犯した人にきびしい」なんてよく聞くけど、そこで「実行する」という選択肢を選んだらそういう評価になるのは仕方ない。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e03c126f42ba10c9fa6495eec670aae45c530bc,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]