自民党と日本維新の会が合意した衆議院議員定数削減案について、野党から慎重な意見が相次いでいます。この合意は衆院議員定数465のうち、比例選での議席を50削減することで1割削減を目指すものです。試算によれば、自民党が17議席減、立憲民主党9減、公明党6減、維新5減となりますが、中小政党にとっては25%から67%の大幅な削減となり、影響が顕著です。
公明党や共産党などは「民意の切り捨て」などと批判しており、国勢調査をもとに慎重に検討する必要があるとされています。

この定数削減案に関する問題は、日本の民主主義と政治体制の根幹に関わる重大な課題です。大政党が主導する政策には、少数派の意見を切り捨て、小規模政党の存在意義を脅かす側面があります。制度の欠陥としては、人口増減に基づいた議席配分や少数意見の反映が不十分である点が挙げられます。具体的な解決策としては、比例代表制の維持を基にした議席配分の見直し、選挙制度改革による公平な比例区の設定、そして複数の党が統治に参加できる仕組みの強化が必要です。民主主義の価値は、多様な声を尊重し、それを政策に反映することにあります。政府は自らの価値観を問い直し、多様性を守るための具体的な行動を起こすべきです。
ネットからのコメント
1、比例でしか当選しない中小政党なんて意味ないでしょ。事実上、当選する実力もない政党を当選させてしまっているといっても過言ではない。ほぼ誰からも支持を得ていない政党の意見を少数意見とは言わないだろ。そんなのを吸い上げても意味がないよ。しかも小選挙区で落選するような人材ばかりが控えてるって何なのよ。中選挙区制にすべきでは?今のやり方は政治家の保身選挙でしかない。
2、削減をしっかりやって、一つ一つの課題の解決に邁進していただきたいです。でないと、いつまでたっても、同じ事。国会議員はしっかり一生懸命やってる人、また、逆に何年やってても立案しない議員もいると聞いてます(国会議員最大なる義務の中の一つとして立案の政策がある)。なので、議員数減れば中身の濃い国会運営ができるのでは。ここはなんとしても、削減してほしい。
3、中小政党のために衆議院があるのではなくて日本の民主主義のために衆議院はあるのだから、そして二大政党を目指して小選挙区にしたのだから改革進めて行くべきでしょう。
4、小選挙区を区割りする場合の各都道府県への定員プラス1を廃止すれば削減が即解決します。
実際これは不平等以外の何物でもないと思います。それかこの際民意を反映し難い小選挙区制度を廃止して、以前の一選挙区当たりの定数3前後の中選挙区へ戻すか、地域の利権が絡みにくい地域毎の比例代表(今と同じブロックで良いと思います)だけにしたら良いと思います。あと選挙区落選での比例復活は禁止にして頂きたいです。地元選挙区はここ3回程民主党候補が結構大差で自民党候補を破ってるのに自民党候補は比例で復活当選してて、個人的には何の為に小選挙区へ投票したのかと思ってしまいます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/39e76c0a364f68af10871f3c7b65d1a5d370ac58,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]