事件概要
伊東市の田久保眞紀市長が学歴詐称疑惑を巡り不信任決議案に直面しています。彼は大学除籍にも関わらず「卒業証書は私にとっては本物」と主張し、市民から「嘘つき」と批判される中も反論を続けています。10月20日には市のホームページでプロフィールが「高卒」に修正され、22日には市議会議員選挙が行われました。
その結果、田久保市長を支持しない議員19名が当選し、不信任決議案の可決が濃厚に。市長は24日、31日に臨時会を招集すると発表しました。不信任が可決されれば市長は失職する見込みです。

コメント
現職の市長が学歴詐称疑惑に直面し、疑惑が深まる中でも「私にとっては本物」と強弁している状況は極めて異常だと言わざるを得ません。地方自治体の首長としての職務は、住民との信頼に基づいて成り立つべきものですが、この事態はその基本的な信頼を著しく損ねています。疑惑を覆す証拠を提示するのではなく、曖昧な主張や反論を繰り返す様子は、事実を検証する公的な責任を怠っているように感じられます。
問題の本質は、田久保市長自身の倫理的な資質に加え、選任や監視の仕組みにあると言えます。
市長が任期を全うする前に、多くの市民や議員が不信任を表明する事態は、制度として市民の声を十分に反映できていない証拠です。そして、地方自治体の首長の経歴に関する確認・審査プロセスが不完全であることも浮き彫りになりました。
この問題を解決するためには、以下のような施策が必要です。第一に、首長選挙前には立候補者の経歴を厳格に審査する専門機関を設置すること。第二に、不信任決議などのプロセスをより迅速かつ透明化する改革を進めること。第三に、倫理的な問題が発覚した際に責任を明確にするルールの強化を検討することです。
地方政治は、市民の生活に直結する重要な役割を果たしています。その責任の重大さを再確認し、不信任案に至った背景を制度的に改善する必要があります。このような問題を繰り返さない仕組み作りこそが、真に公正な政治を実現する鍵となるでしょう。
ネットからのコメント
1、「私にとっては本物」は「ずっと本物だと信じていました」という白々しい主張を裁判でおこなうための布石だろう。しかし、議長らにチラ見せをしたり、職員からのコピー要請を断ったり、証書を金庫に隠したり、と、どの行動を取ってみても、偽物だということを明確にはあくしていると思われる行動ばかり。
捜査員、裁判官にこのような破天荒な主張が通用するとは微塵も思えない。
2、正式な文書として利用しようとしたという事実がある以上、「自分にとっては本物」といったお気持ち表明はこの件に関してはどうでもよく、誰が見ても本物かどうかを確認する必要があります。また、法律や権利の問題以前に市長という職務を全うするためには、市民に対して説明責任を果たすべきであり、自主的に公開しないのであれば、職を辞するのが当然のこと。一個人であれば好きに権利を主張しても構いませんが、他人に影響を及ぼす立場にありながら、自分の好き勝手に振る舞うのは、市長としての資格がないと断ぜられても仕方のない。この人を支持する人が少なからずいるようですが、どういう考えで支持しているのか詳しく聞いてみたいたとえ「自分たちの正義(改革なのかもしれませんが)」を訴えるにしても、一般的な倫理観や常識を持ち合わせていなければ、多くの人を納得させることはできないということを理解できていないのでしょうか?
3、今後の政治や行政のためにも逮捕、起訴、実刑。
民事でも背任や詐欺など何かしらの理由を適用して莫大な損害賠償を負わせるようにしたほうがいい。いまさら学歴詐称だのチラ見せ証書など云々したってまともな会話、意思疎通が難しい人物なのだから、そこはもう流して相手にせずに粛々と可能な限りの手続きを進めていけばいいと思う。
4、おそらく、公文書偽証罪に対する予防線として、私は本物だと信じている、と言い張っているのでしょう。そして、おそらく、これもあの弁護士の入れ知恵でしょう。こう考えると、次の市長選に出るとか当選するとかは二の次で、いかにして罪から逃れるかを考えているのでしょう。どこまでも不誠実な方ですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/71fec026ab3723f06cfb743af984248c2946ed7a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]