2023年12月、都内の大学生Aさんは、友人Bさんの誘いで簡単に稼げるバイトと称する詐欺的な投資勉強会に参加しました。最初はわずか10万円の入会金でしたが、徐々に借金が膨らみ、30万円に達しました。危険な状態に気づいたAさんは、心配をかけまいと隠してきた問題を両親に電話で告白。両親の迅速な対応により、借金は一括返済され、Aさんは無事にグループを脱退しました。

これは学生を狙った投資詐欺の典型的な事例であり、注意喚起が必要です。

悪化の一途をたどる詐欺問題は、教育制度上の巨大な欠陥を露呈しています。本記事で描かれる事件は、学生を対象にした詐欺ビジネスが巧妙化し、深刻な社会問題として浮き彫りになっています。大人が持つべき経験知識と未熟な若者の狭間にある落とし穴への警鐘が鳴らされています。

問題の根本は、若者の金融リテラシー不足と孤立を突いた犯罪グループの悪質さです。大学生は人生初の経済的自主性を持つ一方、社会人としての基礎知識が未熟であることを狙われています。この事件は金融教育の重要性を示すとともに、孤独を感じる若者に対する社会のサポート体制の不備を露わにしています。

解決策として、まず大学・高校での金融教育の導入と強化が必要です。次に、オンライン・オフライン双方でのサポートシステムを拡充し、若者が相談できる窓口を整備すること。

また、親や社会が若者とのオープンなコミュニケーションを図り、問題を早期に察知する姿勢が求められます。

このような教育、制度、家庭環境の整備が進んで初めて、若者は真の意味で安心して未来を築くことができます。安全で公正な社会を目指す私たちの価値観を強く抱き続けることが、次世代の未来を守る唯一の道です。

ネットからのコメント

1、これ実際有りますね。親戚の子ですが、ほぼ同パターンで嵌められて大変なら事になった事がある。親に相談が行った時には既に借金（カードローンと消費者金融）まみれになってまっている状況だったようです。子供が変に真面目なほど、自分でなんとかしようとして深みに嵌るのも事実だと思います。子供を上京させる際は①お金絡みの事では友人知人と言えども信用しない事、基本的に貸し借りもしない②お金絡みで何か迷ったら、先ずは最初に親に相談する事③カードを使うなら1回払いのみ。リボやキャッシングは絶対に手を出さない。このくらいの事は最低限で叩き込んで置いた方が良いです。

2、若いうちにこういう事に引っかかっておくのは良い事とは言わないが大事な経験を積めたと思う一度痛い目にあって経験する事で今後は特殊詐欺に引っかかる事は無くなるだろうし金融リテラシーが上がってしっかり積み立て投資なども勉強するかも知れないこの20-30万円の少額で積めた経験が将来の2000-3000万円に化けると信じたい

3、３０年以上前、勧誘商法について行ってしまい、何時間も半軟禁みたいな状態で説得されましたが、音を上げずのらりくらりかわしていたら相手の方が音を上げ解放された経験があります。今思えば良い経験ですが当時はそうとう怖かった記憶が残っています。

4、大学時代に後輩に「今後の進路の相談にのってほしい」と言われて、のこのこ出て行った先のカフェで勧誘された。当時はネットワークビジネスとか言っていたかな。入った時には後輩と私だけだったのが、後から先輩勧誘スタッフと私と同じようなカモだけの状態になって軟禁された。のらりくらりとかわして、何とか逃げてきた。その後はその後輩とは疎遠。そうやって友達を減らしているんだろうと思うと気の毒だったけれど疎遠にして後悔はしていない。子供にはしっかり教育したいと思う。