アメリカのトランプ大統領は19日、米軍がシリアにおいて過激派組織「イスラム国」(IS)に対する攻撃を開始したと発表しました。この攻撃は、13日に発生した米兵の死亡事件に対する報復です。アメリカ軍はシリア国内のIS拠点に対し極めて強力な攻撃を実施し、これには暫定政権の全面的な支持を受けています。アサド政権崩壊後に成立したシリアの暫定政府も、ISの根絶が明るい未来につながると述べています。
米国防長官ヘグセスは、この攻撃が戦争の始まりではなく、報復であることを強調し、ISの戦闘員に加え、インフラや武器庫への攻撃も含まれていると説明しました。

この報復攻撃について、数多くの視点から見ていく必要があります。一連の事件は国家間の複雑な対立を反映しており、異常です。まず、米国の軍事力行使による報復が国際社会にどのような影響をもたらすか慎重に考慮しなければなりません。次に、IS撲滅に向けた、根本的かつ持続可能な解決策が求められます。具体的には、まず国際社会が一丸となって情報共有と連携を徹底し、ISの資金源を断つことが必要です。第二に、地域の安定を図るため、政治的対話を通じて和解を促進し、緊張を緩和することも重要です。第三に、地域住民への人道的支援を強化し、ISの影響力を抑えるための環境整備が求められます。
こうした取り組みを通じて初めて、永続的な平和が実現可能となるのです。
ネットからのコメント
1、ここでティータイム話。どうやらアメリカでは、刃物を振り回す人を逮捕する時、刃物を捨てろと言っても応じない場合は、パトカーで体当たりする方法が平和的な方法だとようつべのショート動画で見た。アメリカでの場合だったら確かに平和的な方法だなと思って納得した。
2、「戦争の始まりではない。報復だ」というヘグセス国防長官の言葉が全てのように思う。トランプ大統領は、ブッシュ時代のような国家建設(民主化)のための戦争はしないが、アメリカ人が殺された時の倍返しは徹底的にやっている。今回の作戦は地上軍投入を避け、F-15戦闘機、A-10攻撃機、HIMARSロケット砲などの航空・精密兵器中心なのも泥沼化させないため。実際に、トランプ政権はシリアの駐留米軍を約1,000人に抑え、撤退志向は維持している。トランプ政権らしい、コストパフォーマンスと抑止力を重視した軍事行動といえるのでは。
3、「同盟国」と言いながら、日本には関税や防衛費で圧力、中国には強硬発言と融和ジェスチャーを使い分ける。
結局、トランプ氏にとって同盟も価値観もなく、あるのは選挙とディールだけなのだろう。日本は言うことを聞く相手、中国は取引相手。その程度の認識に見える。日本側が真面目に同盟を語れば語るほど空回りする構図だ。対中強硬を演出しつつ、裏では関係を切らない計算高さはさすがだが、日本に対しては雑な扱いが目立つ。同盟国だから安心という時代はとっくに終わっている。相手の言葉を信じるのではなく、自分で考え、備えられない国は、ただ都合よく使われるだけだろう。
4、こういうふうに核保有国はきっちり報復できるが、非核保有国は遺憾表明か抗議レベル止まりになる。安全保障の考え方が根本的に違う。日本は安全保障をずっと与えられてきた国で、そこの意識が致命的に欠落している。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ed72006bc091a7c46504cf40d99d8d25f0a425d3,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]