欧州連合(EU)の欧州委員会は2025年12月16日、2035年からの内燃機関車新車販売禁止の方針を撤回し、新たに2021年比で90%のCO2削減を目標とする基準を提示しました。この決定はドイツやイタリアの圧力による規制緩和の結果であり、自動車メーカーには低環境負荷燃料の使用条件を設けました。一方、低廉な小型電気自動車に対するインセンティブ制度も導入されますが、これまでのBEV普及は低調。
2025年上半期のEUでのBEV販売シェアは15.6%であり、自動車市場は混乱を抱えています。

この政策転換は、EUの一貫した環境政策の欠如を露呈しています。内燃機関車の禁止方針を撤回し、CO2削減目標を緩和することは、環境問題に対する責任を曖昧にしています。業界の圧力に押されて方針を後退させた背景には、政策の一貫性を欠いた決定プロセスがあり、技術革新の推進を妨げる要因となっています。解決策として、まず透明性の高い方針決定プロセスを確立することが求められます。また、環境技術への資本投資と革新を促進するためのインセンティブ制度の再構築が必要です。さらに、持続可能な移動手段への転換を消費者に奨励するための教育キャンペーンを実施することが不可欠です。このような取り組みを通じて、EUは持続可能な未来を目指し、利益よりも地球の未来を優先する価値観を社会全体で共有するべきです。


ネットからのコメント
1、日本もそうだったように追い掛ける強味は国の高度成長が支えて加速して行くし、追い越してからが大変なのもバブルが弾けたように飽和状態になる。日本車を締め出すための規制が中国製BEVに駆逐されるとは何とも笑えないEU連合だが、とりあえずガソリン車の開発が続くのは素直に歓迎したいし逆に国産のBEVの性能やデザインの向上には驚いた。SUVからスポーツカーまで現実味を帯びてきたが自分には無縁かな、インフラも自宅充電も難しいとなると北国では論外だし、何よりも高額なので手も出ないしガソリン車で十分だね。
2、ディーゼルエンジンの時もそうだけど 自分達がとにかくイニシアティブを取りたい。牛耳りたいってだけで 根拠も無く進めた結果ですね。EVも まだ世界的に暗中模索の状態なのに とにかく ディーゼルの二の舞を踏まない様に 進めたのに結局墓穴を掘る形になりました。EVを推進したら 安い中国車が入るようになり ロシアのウクライナへの進攻で 天然ガスの供給が滞ったりと予期せぬ事もありましたからね。ドイツなどは原発を廃止して フランスから電力を買い ロシアから天然ガスを購入して発電していたけど供給も安定せず 自国が電力不足に陥ってますからね。将来はEVへ変わって行くだろうけど まだ 先の話しだと思う まあ トヨタはEVへ流されないのは 流石ですね。
3、まずは日本、EU、アメリカはじめ各国で中華EVに高い関税をかけるべきだ。中国国内の景気悪化で販売できないEVを外国に儲け度外視で安売りしてくるから、価格で対抗できなくなる。各国で国内企業がダメージを受ける。さらに中国はEVが売れなくても雇用の為に作り続けて、輸出するしかない。
儲かった分、それぞれの国の商品を買ってくれればいいが、中国国内に需要がない。中国が国内で需要喚起する政策を取ること、無駄な製品を作り続けないとさせないと、輸出攻勢は続く。
4、意図的に作られたブーム、流行に過ぎない。ぶっちゃけ魅力がある商品であれば購入者が殺到して取り合いになるが、EVはそうならなかった。今のEVは商品として魅力が弱く価値が合っていない。論理的にも直感的にも人を集めることが出来ない。EVはバッテリー次第です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0236e28a0fe20e8caafcc358b7b9d3ec001de9c4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]