11月18日、東京都西部の羽村市で、アメリカ軍横田基地からの人員降下訓練中に米兵が民家にパラシュートで不時着、人的被害はなかったが民家の屋根が壊れた。2日後の訓練ではパラシュート部品が福生市の児童館に落下、米軍は無断で回収。児童館職員が12月1日に異変に気付き防衛省に通報。防衛省は米軍側に事実の隠蔽を疑い、再発防止を申し入れたが米軍の反応は鈍く、福生市長は強く抗議した。
このような事件は過去にもあり、沖縄の事例と類似点が多い。問題の背景には日米地位協定の制約があり、日本側の主権が及ばない状況が続いている。

今回の出来事は、日本の主権がいかに脆弱であるかを如実に示しています。米軍が勝手に敷地に侵入し、後に発覚するまで事故報告がなされないという事態は異常としか言いようがありません。日本政府の対応も、国民の安全を守るという観点から見れば不十分で、遺憾や懸念を表明するだけでは信頼回復には程遠い。問題の本質は、日米地位協定によって日本の行政や警察が、米軍の行為に対する監督権を持たないという制度的欠陥にあります。このため、地元住民の安全が脅かされているにもかかわらず、重大なインシデントの情報を日本が先んじて得ることができません。解決策として、まず日米地位協定の見直しが必要です。
続いて、米軍に対する安全基準や情報公開の義務化、そして事故発生時の日本側の即時参与を義務付ける体制を構築するべきです。これらの措置を講じることで、国民の安全と信頼を守ることが可能となります。米軍の行動が国民の日常生活にどれほど影響を及ぼすかを理解し、現行制度の見直しと改善を強く求める声が必要です。
ネットからのコメント
1、こんなのが罷り通ってもなお米軍基地に不満なのは非国民や工作員だと主張する人の多いこと。主権を侵害されているのにそれに目を瞑り、擁護する人たち。非国民は一旦どっちなんだ?撤退要求は極端だが、不満に対し無条件でレッテルを貼り付けるのは更に極端だ。基地は必要だが、日本と米軍の立場については見直しを図るべき。
2、米国では他人の家に無断侵入しても何ら法的問題はないのかもしれませんが、先進国では無断侵入は法律に抵触します。その辺りを、米軍は先進国と自国の法的相違を関係者に教育する必要があるかと思います。
3、どのような理屈を重ねたとしても、日本がかつて米軍の占領下にあったという歴史的事実は変わりません。現在も、自国による防衛力の在り方について慎重な立場を取り、日米同盟に安全保障の大きな部分を委ねている以上、こうした問題が繰り返される構造は今後も続くように思われます。
4、パラシュートなんだから風にあおられたんでしょうかね。園内に放置されるよりは回収してほしいとは思います。ただ、ひと言回収させてくださいと声を掛ければ良かったですね。声がけぐらいしたのかもしれませんけど。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/0260f28fe6a7d11d9fa1d34a1a965ad5997b4e0a,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]