福岡県春日市の中学校では、吹奏楽部が利用する楽器の劣化が進行。約半数以上が使用困難な状況に陥り、修理不能なものは廃棄される状況となっている。全513点のうち、通常使用が可能な楽器は46%の238点に留まり、破損が38%の195点、廃棄が16%の80点だった。購入には多額の費用が必要だが、教育予算が不足しているため、この問題に対する対策として市は今月、ふるさと納税による寄付を開始した。
寄付金は各校に分配し、楽器の買い替えに充てられる予定。市教委はこのプロジェクトにより生徒の学習意欲向上と地域貢献の精神を育むことを期待している。

今回のニュースは、公共の教育システムの資金不足とそれに伴う文化活動の停滞を浮き彫りにしています。この問題は、教育システムが社会の文化的繁栄を支える重要な存在であることを考慮すると重大です。福岡県春日市で吹奏楽部の楽器が多数劣化し、使用困難な状態に陥っていることは、制度の欠陥を示しています。教育予算が楽器購入に行き渡らない現状は、市教育委員会の資金配分の問題です。教育の質向上には、1つ目に予算見直しによって資金を適切に配分し、芸術教育を強化することが不可欠です。2つ目に、地域との連携を強化し、共同で文化活動を支援する基盤を築く必要があります。
そして3つ目に、企業や団体との提携を拡大し、民間資金の活用を促進することも有効です。このような改革により、教育の未来における明るい展望が拓かれるでしょう。問題解決は、人々が文化と教育をいかに重要視しているかを示す強烈な言葉で締めくくることができるでしょう。隠れた才能を開花させる資源が求められる時期に、足りないのは努力ではなく行動です。

ネットからのコメント
1、これとは逆に、統合で廃校になった学校にあった楽器を修理して他の学校に贈る、そんな活動を続けているのが歌手の稲垣潤一さんですあまり知られてない活動ですが、ありがたくて涙が出ます本当に偉大なミュージシャンです
2、吹奏楽経験者。吹奏楽部に多額の予算が必要なのはその通りだ。しかし1校で、最大とは書いてあるものの、3333万とは異常に高い。
どういう算出方法をしているのか?昔は生徒数も多く、部員数も多かったので、かなりの台数が必要だったと思うが、今ならせいぜい数十人程度だろう。高い楽器、安い楽器があるが、単純計算して1台平均で100万もするはずがない。寄付を求めることに異論は無いが、状況を正しく示すことが必要だ。
3、私が吹奏楽で学生時代使っていた楽器。孫が使っています。大人になり楽器を演奏する事は無くなっても、手入れをして、たまにリペアに出したりときちんとメンテナンスしていました。30年ぶりに孫が吹奏楽部に入り、私と同じ楽器をするとなり、喜んで私の楽器を引き継いでくれました。昔使っていたRICOのリードが無くて時代を感じましたが、孫の演奏会に行ったら、孫が素敵に奏でてくれていました。音も綺麗。見た目め綺麗。孫に譲る前にフルリペアに出しましたが状態が非常に良いと言われました。使わなくなった楽器…放置せずこまめ他の学校や市民楽団などに貸出したりして、使用してメンテナンスしていれば…。中学時代の顧問に言われました。楽器奏者にとって楽器は体の一部。
大切に扱ってメンテナンスして人と共に長く演奏できるようにしなさい…と。
4、ふるさと納税としてこれが適切なのかなんだか釈然としないものがあるなあ。本来、市であれOBであれ定期的なメンテナンスや更新をしていればこんなことにならなかったわけだ。創立60年だから点検しました、というのがそもそもおかしな話であって、行政の不始末を棚に上げての寄付お願いってのはどうもしっくりこないぞ。それに部活動の地域移行とかクラブ化、統合という流れを踏まえれば果たしてこのタイミングでの楽器の更新が公平性を担保することになるのか疑問は強い。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/1e058a2ef64d0f3ba265c7c0c4e06c5dfb1bfd18,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]