大企業の賃上げが続く中、ファーストリテイリングは新卒初任給を37万円に引き上げ、オープンハウスは初給料日に計70万円が手に入る制度を導入、大和証券も賃上げを検討している。一方、中小企業の経営者の80%以上が、大企業の賃上げが人材採用に影響を及ぼすと感じている。中小企業では賃金以外での競争力が必要であり、正当な人事評価制度や福利厚生の拡充が重要となっている。”
賃上げ格差”が広がる中、中小企業は働きやすさや成長機会を整備し、独自の価値を打ち出す必要がある。
大企業による賃上げは市場の均衡を崩す力を持っており、中小企業が直面する課題は日に日に深刻化しています。このような格差は、働く人々のモチベーションに混乱を招く恐れがあります。まずは、賃金以外の要素で競争力を持つことが求められます。そのために取るべき行動は、①公平で透明性のある人事評価制度を確立すること、②福利厚生を見直し、働きやすい環境を提供すること、③従業員の成長支援、具体的なキャリアプランを提示することです。結局、これらの戦略は単なる生存策ではなく、企業文化として確立することで中小企業の持続可能な未来を切り拓く鍵となります。社会の多様性を尊重し、あらゆる企業が人材を魅了する力を身につけるべきです。
ネットからのコメント
1、初任給を上げても、5年もいないで辞めるかたが多い世代です。やっと仕事を任せてられて、今までの投資した分を回収する時期に辞められたら意味がない。それより、10年以上勤めて仕事が出来る方の年収を2000万とかを会社中に広めて、何人も高年収を増やしたら、目標が、出来て続けるかもしれません
2、今の円安で大儲けしている輸出大企業。円安で苦労している中小企業。そういった構図もあるので、中小企業は賃上げが難しい。まあ当たり前の事だろう。その当たり前の事が、大企業との賃金格差を広げる。ただ、日本の勤労者の7割が中小企業に努めている。これは、3割の人と7割の人の間で格差が広がる事になる。しかも7割の人は、インフレにも負ける賃上げしかなされず、実質賃金はマイナスが続く。消費者が購買力を失い、景気も悪化する事になる。
3、私の周りの中小企業では、固定残業代を定額で支払う給与体系を導入している企業が増えました。たとえば5万円分の固定残業代を固定賃金に上乗せして20万だった給与が25万となります。しかし、これは大手企業などとは異なる純粋な賃上げではなく、ごまかしともいえると思います。これが中小企業の多くの実態となっています。
4、初任給上げても良いが、新卒より会社に貢献してる人(非正規も含む)に、もっと給与増やすことの方が先だよね。ここ数年、新卒は特別休暇与えたり、給与上げてるけど、一人前になるにはほど遠く、一人前になりもせずやめていく。
中途採用の若手も、全く仕事できない人が増えた。これって、給与上げてもやる気は上がらないし、仕事もできない人が増えるだけなんだよね。ちゃんと仕事してる既存の人に給与増やして頑張ってもらう方が会社も安定すると思う。高い給料払うまえに、3年くらいは能力見極めてから正社員登用とか給与基準決めた方がその人のためにもなると思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/7829bbe05fa9d297440b87a857da0cbcd7cda281,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]