2023年10月22日、イギリス政府は「動物愛護に関する戦略」を発表し、ロブスターなどの甲殻類を生きたままゆでることを禁じる方針を示しました。この方針は、甲殻類が苦痛を感じることができると認めた法律に基づいています。戦略には、動物が感覚を持ち、痛みや恐怖を感じられることが明記され、動物福祉が国民の責任であると強調されています。
法律は一部の甲殻類や軟体動物が痛みを感じる能力を持つことを記しており、生きたままゆでる処分方法は容認できないとしています。具体的な処理方法の指針は今後示される予定ですが、経費や経済的影響に対する飲食業界からの反発もあります。電気ショックや冷凍による気絶方法が提案されているものの、装置の導入コストが高額であることが問題視されています。

イギリス政府による「動物愛護に関する戦略」は多くの飲食業界関係者を困惑させています。甲殻類が痛みを感じるという認識から生きたままの調理を禁止する法整備自体は、一見道義的に正しい選択のように見えるかもしれませんが、その実施にはいくつかの問題があります。まず、高額な装置の導入が飲食業界に大きな負担を与え、特に小規模なレストランや企業にとっては軽視できない影響があります。
実際に対策を進める前に、政府は業界への支援策や負担軽減の具体策を検討すべきです。また、既存の調理方法を改善するための技術的な支援やコスト面でのサポートも不可欠です。さらに、広く国民に理解と協力を求めるための啓蒙活動が重要と言えます。政策実施が単なる負担増となり、理想と現実が乖離することを防がねばなりません。動物福祉と経済的バランスをどのように取るのか、具体的な方針に期待が集まっています。
ネットからのコメント
1、個人的に好まないが、日本には活造りや躍り食いってのもあるんだが、こんなのもクジライルカ問題のようにツッコまれ案件になるのかな。生き物が生きものを生きるために食らう…これは言い出したらもう生命あるものは食えんとかなってきそうだ。忘れちゃならないのは植物だって危機を感じ、更には生存競争で熾烈に戦う生き物なんだよねってこと。悲鳴こそ上げないが嫌がる物質を作り、生きるために他の植物を押し退け締める事をしている。無駄に面白半分に苦痛を長引かせたりは非道に思うが、駄目にして捨てたりする方を戒めて欲しいかもよ。どんなに感謝を捧げられても奪われる生命なら自分なら許せんよ。
だったら美味しく綺麗に平らげ無駄にしないようにする方を考えたいねぇ。
2、バカバカしいですね。野生界の動物たちは、食糧となる小動物たちを、生きたまま脚を食いちぎり、はらわたをむさぼるわけで、生きていくためにはかわいそうなんて言ってられません。人間も肉食動物の一種ですが、ロブスターを生きているままゆでるのはダメで、生きているまま脚をちぎってはらわたを刺身にして食べるのはいい、というような理屈でしょうか、変な話です。
3、動物大好きなので禁止にしたい気持ちは分からんでもないです。でもわざわざ禁止にしたところで各々の料理事情なんてどうにでも隠ぺいできちゃいます。せいぜいオープンキッチンの飲食店で見せるのをやめる程度じゃないかしら。自分は港の近くに住んでるのですがたまに散歩に行くと個人で釣りをされてる方がいてタコを釣った瞬間にその場で手足をブツ切りして醤油で豪快に食べているのを見かけます。今の時期なんかは七輪にのっけて焼いてる人なんかも。魚だって氷水の中に突っ込まれてしばらくバシャバシャ暴れています。
ルール化するなら調理法だけでなく捕獲から〆るまでの方法もセットで考えないと。でもそれって限りなくムリだ…
4、「料理の鉄人」という番組の最終回、フレンチの鉄人・坂井シェフは何匹ものオマールエビを生きたまま鍋に投入して、スープを入れて、ぐつぐつ煮たあげく、焼いた石ころを投入して、鍋を沸騰させるという荒業を見せてくれた。私は忘れない。ありがとう鉄人。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/234df22f5d2c11a3511e09c65ce028a0dff273f6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]