10月20日、サンケイスポーツが報じたところによれば、STARTO ENTERTAINMENTに所属するアーティストが3年ぶりに『NHK紅白歌合戦』に出場予定だという。この報道により、ファンたちからは混乱と反発の声が上がっている。特に、NHKが初代ジャニーズ事務所との距離を明示し、関連タレントのテレビ出演を控えてきた背景から、ファンは「手のひら返し」と感じているようだ。
2023年3月、BBCのドキュメンタリーによりジャニー喜多川氏による性加害問題が国内外で大きく報じられ、NHKも被害者の証言を放送するなど断固たる姿勢を示していたからだ。しかし、NHKの視聴率低迷が続く中、人気復活のために方針転換を進めたのではないかとの見方が広がっている。NHKは「事務所再編や被害者補償の前進」を理由に再検討を行い、紅白復帰を許可したとするが、視聴者からの不信感を取り除くのは容易ではない。
現在の状況において、NHKの行動は批判に値する。表面上は社会的責任を果たす姿勢を示していたものの、視聴率という数字に重点を置くあまり、前述のスタンスを曖昧にしている。旧ジャニーズ事務所への新規契約一時停止や関連番組の終了といった決定は、被害者支援と違いを見せるための重要なステップであったはずだ。
しかし、支持率の回復を目的とした今回の決定は、視聴者やファンに「都合のいい復活」と映るだけでなく、誠実さを欠く。
解決策としては、まずNHKは今回の決定に至るまでの過程を詳細に開示し、その透明性を高めることが求められる。また、被害者支援の継続的な強化と、今後の番組制作における倫理的基準の策定が必要だ。そして視聴者の意見を積極的に取り入れ、公共放送としての責務を再認識することで、真の信頼回復を図るべきである。本来、紅白歌合戦は文化と音楽を祝う場であり、視聴率を追い求める一方で信頼を失う矛盾を抱えてはならない。
ネットからのコメント
1、「手のひら返し」そのものですよね。ジャニー喜多川の問題なのに、タレントが罪を犯したかのように容赦なく番組を切り捨てたし、NHK会長も酷いもんだった。私はもし好きなグループが紅白に出演すると決めたのなら観るけど、NHKに対しておもしろく思わないファンの気持ちもすごく理解できる。
2、全くの嘘のニュース(トイレ事件など)の謝罪もせずに、紅白に出てくれないかなんて話しにもならない。くだらない番組に出るより生配信してくれた方が嬉しいです。
でも噂によると紅白に出たいと発言したグループもあるようなのでその方たちが出演すれば良いのでは?と思います
3、STARTOのアイドルはダメ、辞めジャニのアイドルなら良いと言う基準が分からん根本的に解決してないと言うなら、どっちも駄目では?加害者たちが問題であり、それに関係無い若者がトバッチリを受けるのは違うと思う
4、ここ数年の、グループごとの生配信もわたしは割と好きなので紅白はナシでカウコンor グループ別生配信でお願いします。紅白、年末のお祭り感はあるけど、時代にそぐわない気もする。見直すべきでは。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/da16d837ff970559819dd51cb05702043f92e437,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]