【事件概要】
2025年7月12日、参政党の神谷代表が福岡市・警固公園で行った選挙演説で、「福岡も外国人を呼び込む金融・資産運用特区になっている。他力本願な政策だ」と発言。これに対し、福岡市の高島市長は8月5日の記者会見で「事実と異なる」と反論し、神谷代表に直接電話で事実関係を伝えた。特区の内容は日本のスタートアップ支援が目的で、外国人優遇ではないという。
神谷氏は理解を示したが、訂正は求められなかった。
【コメント】
この件は、選挙という公共性の高い場での発言に、根拠を欠いた情報が含まれていたことに本質的な問題がある。神谷代表の発言は、「外国人を優遇する」といった感情的なレッテル貼りによって、事実とは異なるイメージを市民に植え付けた可能性がある。発言内容は福岡市の政策の本旨を誤って伝え、市政やスタートアップ政策の信頼を傷つけかねない。
背景には、政治家の発言に対する検証制度の不備がある。公職選挙法上、演説中の虚偽情報に対する罰則や訂正義務が弱く、聞いた側の「印象操作」が未然に防がれにくい構造となっている。また、メディアや第三者機関によるリアルタイムのファクトチェック機能も制度化されていない。
解決策としては、①選挙演説に対する第三者機関の即時ファクトチェックの導入、②政治家による事実誤認発言への訂正義務化、③SNSや放送メディア上での訂正報告義務の法制化が必要だ。
政治的主張は自由であるべきだが、それは事実に基づく責任ある言葉の上に成立するべきだ。誤った情報が「信じた者勝ち」となる社会は、民主主義の劣化に他ならない。
ネットからのコメント
1、彼の演説は広く薄くが多い。二面性ある事案についても自分の訴えたい事は時間をかけて強調し、そうでない面は簡単に触れるだけ。物事を掘り下げて考える視野の広さが欠けている。政党としての歴史もないので、人材も足りていなそう。賞味期限が切れる前に政党としての形を整えられるか、または風ともに去ってしまうかは今後の謙虚さ次第。
2、神谷さんってそう言うところ多過ぎ。事実を自分的解釈して間違いを平気で言ってる。それで指摘され訂正されても殆ど謝りもしない。勢いだけで参政党躍進したけど、これからも色々出て来そう。支持者は良く見て問題ない政党かどうか判断すべきと思う。
3、これほど急拡大すると、今後いろんな不祥事はでてくるでしょうね。 憲法案も憲法というより、労働組合のない、宗教がかった中小企業の社則みたいですし。しかも社長がやる気満々で、社員の離職率がうちの猫もびっくりするほど高い。そうなる気がします。
4、参政党の神谷代表はじめ党員は独自の解釈で事実と異なる発言をされているところをよく散見します。
選挙演説と選挙後の発言も変わってきているし、一貫性と言う意味ではふらふらして言い訳みたいに聞こえる。 成果が出るまでは時間がかかると思いますが、離れる民意も早いのでどこまでやれるのか注目ですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5f699ce18501e027f6ec7762f4f1c2ca2faaef31,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]