日銀は2025年12月19日に政策金利を0.75%に引き上げましたが、これが円安進行に繋がりました。市場では噂を材料に売買を行う傾向があり、日本の債券市場では利上げを意識した売りが先行。しかし、その後の買い戻しは進まず、10年国債利回りは2%を突破。日米金利差縮小にも関わらず、円安が続き、ドル円は157円台まで円安ドル高が進行しました。
背景には日銀の金融政策正常化の遅さへの懸念があり、消費者物価上昇率3%に対して今後も慎重な政策が続くとの見方がありました。この動きが長期金利の変動をさらに加速させ、日銀の金融政策コントロールに影響を与えています。
この状況は、市場の不安を招きかねない深刻な問題です。日本の中央銀行は、今までの慎重で遅れる金融政策を見直し、対応のスピードを上げる必要があります。これによって為替市場の安定を保ち、経済の健全な成長を促すことができるでしょう。具体的には、第1に積極的な利上げ政策の実施、第2に将来の金利動向の明確なコミュニケーション、第3に市場の動向を迅速に反映する柔軟な政策調整が求められます。日本の経済成長が揺るぎない強さを持つためには、これらのアクションが不可欠です。慎重さが勇気に取って代わられなければ、この国の金融政策は市場から信頼を失いかねません。魅力的な経済環境を作り出すことで、国際的な信頼も回復できるのではないでしょうか。
ネットからのコメント
1、たった0.25%利上げしても実質金利は依然としてマイナスで他国と比べてダントツで低いのだから円が買われる理由がない利上げが決定したことでかえって安心感がうまれて円が売られる展開になるのは市場関係者の誰もが予想していた通りですねまあこれで一応ベッセントとの約束は果たした形になるのでこれ以上円安が進むようだと次は為替介入ということになるのでしょうかかつての2chでは韓国の通貨防衛の介入をワロス曲線とかいってバカにしていたものですがまさか自国が笑えない状況になるとはね
2、利上げしても円安傾向なのは、投資家が日本の経済政策を懐疑的に見ているのだろう。高市氏は積極財政主義を掲げてどれくらい国債を発行するかを見極めている。このまま円安傾向に歯止めがかからなければ、金利引き上げとダブルパンチで中小企業は苦境に陥るのは目に見えています。
3、貿易、サービス収支が赤字で海外に売るより買ってばかりでは金利を少し上げても通貨は上がらない過去に円高だったときは海外に売りまくっていた。今はデジタル赤字や資源の高騰で収支が赤字、そんな状態で少しの利上げで円の価値が上がるわけがない。海外に資産を持っていたとしてもその収益は現地で再投資され日本に帰ってこないので円の買い戻しにはならない。
4、金利差が名目上は縮小したのに円安が進んだのは、為替が「政策決定そのもの」ではなく、期待・相対比較・資金の動きで決まるからです。金利差は縮んだが、「将来も含めた魅力度」は縮まらなかった。そのため円は買われず、むしろ売られ続けたのではないでしょうか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/103358eeabfc8c5aa85f59282765a3172a3dc3fb,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]