2024年に始まった「令和の米騒動」は、日本の食卓に大きな影響を与え、2025年も続いている。農家が食用米生産に集中する一方、消費者は高騰する価格に悩まされている。備蓄米は福島県で短時間で完売し、市場の動向を示した。政策も転換し、増産から需要に応じた生産へと移行。2025年、福島県では前年から2割増の作付面積が確保され、予想収穫量も増加している。

今後、コメ価格は安定化が期待されるが、持続可能な価格の検証が必要である。

今回の「令和の米騒動」は、制度の欠陥が浮き彫りになった象徴的な事例である。市場の流通不足による価格高騰は、災害と見誤り備蓄米放出で対応せざるを得なかった。一方で、政策は一貫性に欠け、需要に合わせた生産への転換が遅れた。この現象を改善するためには、まず市場の需給バランスを継続的に監視し、迅速に対応できる制度の構築が必要だ。次に、生産者に対する支援策の強化を通じ、コメの安定供給を促進する。また、消費者に対して価格変動に伴う情報提供と啓蒙活動を行い、コメの価値と選び方について教育することも重要だ。これらの具体的な解決策がなければ、再び市場が不安定になり、国民の食生活を脅かしかねない。制度的な変革が求められる今、確実な施策を打ち出し、安定した未来へ向けて進むことが急務である。

ネットからのコメント

1、元々安かったから米を食べてた人は確実に離れる。ただウクライナ戦争の影響で小麦が高止まり。深刻なのはそれでもパン、麺、オートミールや関税が掛かった外国米の方が安い。卸が強気なのは量を食べない高齢者層が高値でも食べ続けているから。ただ量が必要な若年層のコメ離れが目立つレベルになっているので３５００円ではコメ離れが終わらぬどころか、今後非炭水化物に切り替えるには充分納得いく理由になるでしょうね。最低でも２５００円までは下げなければ流れは止まらないでしょう。

2、確かに皆さんの言う通り５キロ2000円台が妥当だと思います。いつの間にかあいだをとって3500円が適正とかになっているけど高いよね。この値段で需要に合わせた生産していったら、少しづつ米の生産は縮小していくと思う。そりゃ一般家庭も飲食店やお弁当屋も少しづつ米の割合を減らしてくだろうね。だって、生活水準や商品の採算に合わないんだから。

3、妥当なラインは1980円でしょ。今の価格なら主食ではなく１つの食材の位置になると思う。牛丼、かつ丼、カレーライスに使うための食材の１つの様な感じですね。

主食の座にいた訳だから米が合うおかずも多い。味付けが変わるか、食の多様性が更に進むだけの話です。ただ、食料自給率は下げる訳にはいかないので収穫まで大変な米のかわりの何かは必要でしょうね。

4、農林中央金庫の損失の穴を埋めるために後先考えずに消費者にお米を高値で押し付けてその挙句に確実に米離れを加速させてしまいました5キロ3500円では離れた消費者は戻ってきませんよJA全農が仕掛けた令和の米騒動辛い思いをするのは米農家の皆様になってしまうのでしょうか釈然としない思いでいっぱいです