2025年12月21日に放送されたテレビ朝日の討論バラエティー「ビートたけしのTVタックル」では、悪化する日中関係が議題となり、パンダの返還を巡る論争が繰り広げられました。司会者の阿川佐和子さんの「高市首相の発言を受けて早めに返還するのは嫌がらせか」という疑問や、社会学者の古市憲寿さんの「パンダなんていてもいなくてもいい」との発言に対して意見が対立しました。

一方、元宮崎県知事の東国原英夫さんは、中国が新たなパンダのつがいをフランスに貸し出すことを説明。菊川怜さんは、パンダの経済効果を考慮すべきだと主張するも、阿川さんは「ネットで見ればいい」と応じるなど論争は続きましたが、阿川さんが生のパンダを見たことがないと告白したことでやや中断されました。

この討論は、パンダの存在が日中関係の象徴となり、その返還が政治的な意思を反映していることへの批判を引き起こしました。まず、動物の外交利用という浅薄さが浮き彫りになります。これにより、本来の外交の本質が動物を通じて軽視される危険性があります。さらに問題は、社会全体がパンダに過剰に依存すること。経済効果ばかりを強調するのではなく、国際関係そのものに注目すべきです。解決策として、第一に日本と中国の政治的な対話を強化し、動物を媒介とした外交を控えること。

第二に、社会全体で動物利用の倫理を考え直すこと。第三に、経済効果以外の観光資源を強化し、持続可能な発展を追求することが求められます。最終的な結論として、日中関係の悪化に対する根本解決を求める声が、恩着せがましさから離れた真摯な外交努力につながるべきです。

ネットからのコメント

1、パンダが可愛いのは間違いない。ただいないからと言って我々の生活には何の支障も無い。パンダより可愛いいのはヒグマとツキノワグマの赤ちゃんだね。まさに動くぬいぐるみのようだ。せっかくなので今までパンダをレンタルしてもらったお礼にヒグマとツキノワグマを大量にパンダと一緒に贈ってやりたい。

2、地元の動物園が好きでよく行きます。オラウータンと十分くらいじーっと見つめ合っていたり、アメリカバイソンを見て家畜（ホルスタイン）とは違う生き物だと再確認したり、そんなお気に入りの動物を楽しんでいます。世の中パンダパンダと騒いではいますが、例えば上野動物園のパンダ以外の動物だって、誰かのお気に入りの動物になっているでしょう。そういう人のために動物園があるのであって、パンダのために動物園があるわけじゃない。

3、幼少の頃、パンダを生で観たい！と親にせがんで上野動物園に連れて行ってもらったが、いざ対面すると、なんかがっかり名所というか札幌の時計塔を見たようなのと同じくらいの感慨しかなかった。それよりも活発に動き回るトラのほうにテンション上がったな。

4、南紀白浜では、パンダがいなくなっても観光客は減っていないそうです。他に可愛い動物はいくらでもいるので、頭を下げてまで高い金を払ってパンダをレンタルする必要はないと思います。世界は中国という国の正体に気がつき始めています。必要に応じて最小限の付き合いをするのが一番です。