災害時に孤立する可能性のある集落が全国で20,993か所に上ることが明らかになりました。能登半島地震(2024年1月1日)では孤立集落が49か所生じ、そのうち60%は想定外のものでした。内閣府はこれを教訓に、中山間地域だけでなく平地付近も対象にして孤立可能性のある地域の全国調査を進める予定です。調査結果によれば、孤立集落は特に大分県で1,202か所、広島県で1,114か所と多く、自治体は備蓄や啓発活動を強化しています。
高精度な地形調査の結果、土砂災害警戒区域が大幅に増えたこともあり、集落の孤立可能性は増加傾向にあります。

これほど多くの集落が災害時に孤立する可能性があるのは、制度と防災対策の欠陥を露呈しています。根本的な問題は、国が孤立可能性集落の全国調査を2014年以来行ってこなかったことにあります。また、自治体ごとに孤立への対応に必要な備蓄や啓発活動が十分でないのも問題です。この状況に対する解決策として考えられるのは、まず、定期的な全国調査の実施です。次に、通信手段の確保と強化、さらに、地元の参加を促進し、地域ごとに適した備蓄と避難計画を策定することです。最後に、国と自治体が連携し、より実効性のある防災教育を推進することが必要です。これらの対策を通じて、私たちは孤立のリスクを軽減し、安全な未来を築くことを目指すべきです。
ネットからのコメント
1、私は7年前に建て売り住宅を購入しましたが、その時も穴が開くほど水源や土地の高低、避難経路など確認しました。昔から住んでいる家の人は時より「何十年住んでるけどこんな事初めて」とおっしゃいますが、今一度近所と話し合ったり、すべてを見直すくらいしたほうが良いです。
2、こういうのがわかるのはいいと思います。別のところでは具体的にどこが?というところをマップ上に掲示されてます。ですので自分のところが「そういった場所」であれば、一度見ておくといいかと思います。孤立可能性集落では通常の1週間程度の備蓄ではおそらくダメだと思います。がけ崩れによる道路の遮断など発生すればその解消のために膨大な時間を使うからです。少なくとも2週間~1か月以上は持ちこたえられるだけの食料や水の備蓄はしておいた方が良いと思います。
3、平野部よりは山間部が多い都道府県に多い印象です。貫通する道を引きやすい平野部に比較して、山間部は到達した先が終端となる道が多いからでしょう。本当はそのまま突き抜けて別の地域へ到達する道を作るのが良いのでしょうが、山間部はそれが難しい。
土砂崩れも起きやすいとなれば、やはり備蓄で一定時間持ちこたえるしかなさそうです。第一に自宅の安全確保、次に備蓄、これは全国に共通する災害への備えだと思いました。
4、テレビのポツンと一軒家みたいなのを見てると何か起きたら孤立するであろう集落が多数あるだろうなとは思いますよね。あそこまで孤立していなくて平野部から離れた中山間地帯の集落なんか土砂崩れなんか起きたら容易に孤立してしまう。強制移住させるわけにもいかないし災害が起きたら天候が許せばヘリで行けるけれど、そうでなければ道路を啓開して行くしかない。なかなか難しい問題ですね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f22ded4905288640c9af47996c3b0059eec858,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]