河野太郎氏は、自身のX(旧ツイッター)アカウントで19日、官邸幹部がオフレコを前提に「日本は核を持つべき」と発言したことが報じられたことについて意見を述べました。この官邸幹部は18日、非公式取材中に日本の核保有の必要性を示唆する発言を行い、それが複数のメディアで報道されました。河野氏は、この報道行為が、オフレコのルールを無視していると指摘。
続けて、日本のメディアがこのようなルール違反をすることで、国際的にも悪影響を及ぼす恐れがあると警告しました。また、核兵器保有に関する議論の存在自体は問題視されるべきではなく、その議論に広島と長崎の経験や国民感情を反映することが重要だと述べています。

この報道に際してのメディアの行動は、深刻な問題を投げかけています。オフレコ情報の無断報道は、報道の倫理に対する大きな疑問を生じさせます。国際的な会議では、オフレコやチャタムハウスルールが厳重に守られており、日本のメディアがこれを守らないならば、国際社会での信用を失うことになります。報道の自由と責任は、表裏一体であり、これを無視することはできません。まず、メディアはオフレコのルールを正確に理解し、その遵守を徹底することが必要です。また、報道倫理に関する内部研修を定期的に実施することも効果的でしょう。
さらに、情報の取扱いにおける透明性を重視し、信頼性を損なわないための体制整備が求められます。このような倫理問題に意識を向け、適切な対策を講じなければ、報道の信頼性が著しく低下し、メディアの役割が問われることとなるでしょう。それは、報道が本来持つべき公平性、客観性への裏切りであり、社会に対する責任を果たすことを求められるのです。
ネットからのコメント
1、今回の問題は核を持つべきかどうかという是非以前にオフレコ前提の場での発言を合意なく一斉に報じた取材姿勢そのものにある結果としてこのオフレコ破りは中国を利する形になっている中国側は即座に反応し日本の危険性を喧伝する材料に使ったしかもこのタイミングは安保三文書改訂や抑止力強化の議論が進む局面それを潰す意図があったと見られても不思議ではない核保有に賛成でも反対でも議論そのものを封じ国際的ルールを破って混乱を生めば日本の国益を損なうだけ米中が核戦争を回避する合理性を考えれば日本が調整弁にされる可能性は現実的で米国の核報復を前提にした安全保障は不確実だからこそ感情論ではなく核保有の是非を含めた現実的議論が必要になる
2、オフレコの発言が漏れて報道されたことは、メディア側に大きな問題があると思います。しかし、出てしまった以上、 核保有問題は、タブー視せず、積極的に議論すべきであると考えます。 議論することで、賛成派反対派がそれぞれ叡智をしぼり、真剣に核保有問題に向き合うことはいいことであると考えます。 これによって同盟国、近隣諸国や西側諸国の日本に対する考えが鮮明になると思います。
3、その通り。今回はメディアのルール違反。世論のミスリードと他国の介入を招くことを目的とした意図的なリークであり、今後の日本メディアへの国内、国際的信用の失墜は必至であろう。またこの情報を元に、特定の意見を持つものを排除しろと騒ぐ野党の方々、隣の国のような政治体制を追求するつもりなのでしょうか。
4、河野太郎は好きではないが、良いことを言ってくれた。日本のメディアは国際的な報道ルールを守れないと認知されると、だれも本音を言わなくなるだろう。日本のメディアのレベルの低さが分かった。テレ朝の報ステも公共電波を利用してオフレコを堂々と報道している無神経さ。
偏向報道の改善と併せて、日本のメディアの質の向上が急務だ。報道ルールを法制化することが必要か。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/31f9ddf0d47f184686b15a8b3c3c03c0821a5617,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]