10月19日、日本での急速な円安進行に対して片山さつき財務相が市場を牽制しました。G7の財務相会合後、彼は「投機的な動きも含め、行き過ぎた動きに適切な対応をする」と強調しました。同日、日本銀行は金融政策決定会合を開き、追加利上げを実施しましたが、植田和男総裁が今後の利上げペースについて市場に楽観的な印象を与えたことから円が売られました。
その結果、対ドル円相場は一時157円台前半となり、発表前から1円50銭以上も円安が進行しました。

急速な円安は日本の経済に深刻な影響を及ぼします。まず、輸入コストが増大し、消費者物価が上昇することで生活費の負担が増加しています。これは特に生活必需品に影響を及ぼし、国民の生活を圧迫しています。さらに、企業の輸入コストが上昇し、利益率が低下することで投資や給与の引き上げが鈍化し、経済全体の成長を妨げます。財務相や日本銀行はこの現状に対してより積極的な政策を求められています。第一に、国際協調による為替市場の安定化が緊急課題です。次に、金利政策の迅速かつ適切な運用が必要です。さらに、エネルギー政策の見直しを通じて輸入依存を緩和することが求められます。国民の生活を守るために、迅速かつ効果的な政策対応が期待されます。
ネットからのコメント
1、円安が「行き過ぎかどうか」という議論は、すでに生活の現場では答えが出ています。食料、光熱費、家賃、医療費輸入物価を通じて家計への負担は確実に増え続けています。市場にどう対応するか以前に、この状況が国民の生活にどう影響しているのかを政府が正面から説明しない限り、不安は収まらないと思います。「景気」ではなく、「生活」を基準にした説明と政策が必要です。
2、日銀のドル売り円買いなんてできる量は限られているから、口先介入してもそんな効果ないよ。日銀の利上げだけじゃなく、財源が示されてない(おそらく国債頼みになる)178万までの壁の引き上げ(実質の所得税減税)も後押ししているんだろうね。来年も物価高騰の波は避けられそうもないね。さて減税効果はでるんだろうか。老後2000万必要とかの話もそのうち4000万必要とか下限があがってくるだろうね。
3、前から専門家やマスコミで言われてた通りですね。これ位の利上げでは円安は更に進むし、何より高市総理の積極財政で円安はさらに進む。で、物価は上がるし、金利も上がる。
巷では、これ位の金利上昇で会社潰れるとか、マイホームローン返せないとか言うなと言う意見がありますが、景気って、気なんですよ。しかも、ちょっとした気の差。人ってちょっとした気分で「家買うのをやめよう」とか「この先不安だから、従業員の給料上げるのは待とう」って、本当になるんです。その、ちょっとした景気の気分の差が日本経済にどれだけ大きな影響があるか、バブル崩壊からこの30年、イヤと言うほど日本国民は味わって辛酸舐めてきたんじゃないんですか?
4、この程度の金利の引き上げでは、とても欧米の水準からは程遠いし、この円安はそれよりも現政権の積極財政政策に於ける財政への信任がマーケットから得られていないということではないか。トリプル安にならなければ良いのだが。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/34570d48a1a681f4767930dd9cfd7c5f22acf9a0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]