2023年12月、長野県佐久市で佐藤英伸被告(34歳)が車で近くに住む男性(当時85歳)をはね、山中に遺棄する事件が発生しました。男性は多発性外傷と低体温症により死亡しました。検察は「殺意があった」と主張し、被告が「事故がバレないようにしたかった」と証言しているが、男性への声かけやゆすっても反応がなかったと述べています。
裁判では「殺人罪が成立するか」が争点となり、弁護側は「助からないと思っていた」と殺意を否定しています。被告は被害者と遺族に謝罪を示し、裁判が進行中です。
この事件は、個人の行動が社会的責任の欠如を浮き彫りにしている典型的なケースです。まず、事故後の被告の対応は倫理的に極めて問題があり、救命措置を講じるべきだったにもかかわらず、それを怠って遺棄に至ったことは社会的常識を大きく逸脱しています。制度的な視点から見れば、交通事故後の救護義務に関する法律の理解や教育が不十分であることが背景にある可能性があります。解決策としては、第一に交通法規や事故対応に関する義務教育を強化し、義務を果たさない場合の厳罰化を検討すべきです。第二に、事故後すぐに迅速に専門的な医療サービスを提供できる体制を整備すること、そして第三に、一般市民への救命措置の訓練を普及することが必要です。
この事件は私たちに社会的責任の持ち方について再考を促し、倫理と法の関係を改めて浮き彫りにしました。法律と倫理の隔たりを埋めることこそ、今求められている解決策です。
ネットからのコメント
1、仮にひき逃げしたとしても事故現場であれば、後から来た人が見つけて119番して助かる可能性があった。でも、山中の峠の藪の中ではそう簡単に見つけてもらえない。加害者がやった行為は、被害者が生存できた可能性を摘むもので、殺人以外の何物でも無い。事故でパニックになったなどと主張しているが、コンビニで水を買い事故現場の血痕を洗い流し証拠隠滅を謀った疑いも持たれている。パニックになっていたならそんなことできない。これを殺人にできないなら、司法がおかしいと言わざるを得ない。
2、知り合いが車でおばあさんを轢いてしまい亡くならせてしまった。その場で救急車を呼び、警察にも連絡して対応し、車の運転はできなくなってしまったし、一年くらい入っていたそうですが今は普通の暮らしをしています。記事の加害者は他人の人生だけでなく自分で自分の人生を終わらせたようなもの。
やってしまったことは仕方がないです。事故を起こしてしまったら慌てず誠実な対応をするのが1番。
3、これは絶対に殺人罪にしないと駄目でしょ普通のひき逃げと一緒の罪にしたら「人通りも防犯カメラも無い所ならワンチャン被害者を山か海に捨てれば引いた事自体バレないかも。仮にバレてもどうせ普通にひき逃げした時と罪状変わらんし。」って事になってしまう。そしたらワンチャンに賭けるやつ出てくるって。飲酒運転の罪重くしたら、救護しないで逃げて酒抜く事で「ワンチャン飲酒運転にならない」に賭ける奴増えたのと同じで。
4、人を轢いてしまった後、山奥に遺棄しようと思い付く人がどれ程いますかね?この人はもともと殺人を犯すような素質がある人なんだと思います。普通では考えられない。信じ難い事件です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/692f1ea520f0688fc89cefb5c68588c9b6f71def,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]