奈良県黒滝村のケアマネジャー、東陽子さんは、本来の業務を超えたシャドーワークに追われる現状を経験しています。例えば、医療機器の不具合への対応はケアマネの職域外です。ケアマネの役割は介護サービス計画の作成や調整ですが、利用者の身辺の世話やトラブル対応も増加。高齢化が進み、介護の現場は人手不足に苦しみ、ケアマネの数は横ばいで、新規利用者を断る事例が多くなっています。また、待遇と業務量の不釣り合いが指摘され、現場からは「心だけでは限界」との声が上がっています。このような状況を改善するため、奈良民医連は県に対して具体的な対応を要求しています。

ケアマネの現状をみると、制度的な欠陥と過重負担が浮き彫りになります。これらの背後には、高齢化による人手不足、シャドーワークに関する認識不足、人材確保の難しさが存在しています。行政の動きは遅い一方、現場のケアマネは「カスタマーハラスメント」とも呼べる要求に直面し、燃え尽きに警鐘を鳴らされています。
解決策として、まずはケアマネの役割を明確にし、事業所・自治体の間での業務範囲を整理することが重要です。次に、給与や労働条件の改善を通じて人材を確保し、利用者による不適切な要求に対する相談窓口も必要です。加えて、市町村がシャドーワークを担うよう調整し、ケアマネが本来の業務に集中できる環境を作るべきです。ケアマネの苦労を放置すれば、サービスを享受する側にとっても深刻な問題となるでしょう。こんな現状を無視していては、誰もが安心して介護を受けることができる未来は遠いままです。



ネットからのコメント
1、最初に業務外のことに応じてしまった人は罪深いな。間違いなく善意で行ったのだろうけど、他のケアマネも「あの人はやってくれたのに」と言われるとやらざるを得なくなる。ケアマネ自身が際限なく業務を増やしてしまい、いつしかそれが当たり前になってしまった。
2、「心だけでは限界」という言葉が重い。ケアマネジャーは調整役とはいえ、実際には掃除や買い物の手伝い、救急搬送の同乗まで担っている現実があるのは驚き。制度上の役割と、家族や利用者の期待とのギャップが大きすぎるのではないか。「電話1本で駆けつけてくれる」というイメージだけが先行すれば、現場はすり減ってしまう。人員配置や報酬体系も含め、仕組みの見直しが必要だと思う。
3、ケアマネは試験も難しく、合格しても一年近い研修が待っており、さらに2年に一度資格の更新も必要になる。お金も時間も労力もかかる。仕事では利用者、家族、職員の板挟みになるうえ、現場仕事と違って満足感も得にくい。なり手が増えないのも仕方ないと思います。ケアスタッフとして働いて、すき間時間にバイトした方が遥かに手取りは増えます。
私も二度試験を受けましたが、もう受けるつもりはありません。
4、疲弊して辞めてしまったケアマネさんが周りに何人もいます。逆に時間外は電話に出ない。決まり通り、できない事はできないと言い切ってしまうケアマネは続けている。やりがいや志で頑張る人をもっと厚遇して、サポート体制を作らないと、介護現場にはヘルパーさんを含め、誰も居なくなる危機が迫っています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/206076c690993e3f336963f6e0fe679887ba31e6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]