九州新幹線長崎ルートでは、新鳥栖ー武雄温泉間の整備方針について議論が停滞しています。JR九州の古宮社長は2023年10月25日に定例会見を行い、フリーゲージトレイン (FGT) の計画が頓挫した今、「約束事は何もない」と述べ、佐賀県との意識のズレを指摘しました。6者合意にはFGT前提の言葉がなく、プロジェクトの中で何を守るべきか疑問を呈しました。

佐賀県は、国に責任があるとし、財政負担やルート選定、在来線の扱いなど多くの課題があるとして慎重な姿勢です。JR九州は早期に佐賀県・長崎県との3者意見交換を求めています。

この状況では、佐賀県とJR九州の間に存在する制度的な混乱とコミュニケーションの不足が顕著になっています。FGTの計画が頓挫したにも関わらず、未だに進展が見られないことは、地域の公共交通網の発展を妨げています。まず、明確な合意形成のための場を設けることが急務です。これにより、両県とJR九州が持続可能な解決策を見出し、新しい枠組みを設定できます。また、国が介入し、包括的な調査と評価を行うことも不可欠です。更に、透明性のあるコミュニケーションを促進することで、住民の信頼を回復し、プロジェクトの進展を可能にします。最終的には、公共の利益と地域全体の発展を見据えた持続可能な交通システムを構築することが核心となります。

現在の停滞状況を打破し、実質的な進展を遂げる時が来ています。

ネットからのコメント

1、約束事は何もないから早く佐賀駅を通るルートで決めろということでしょうか？FGTが頓挫した時点で長崎まで全線で1から考え直すのが筋です。先に長崎側を作ったからには佐賀も作るのが当然という物言いに聞こえる。長崎側を作り直す方が現実的な気がします。

2、＞FGT頓挫した今約束事が何もないもう完成でよいのでは。佐賀県側はもともとタダでも長崎新幹線はいらないスタンス。整備新幹線の枠組みからどんどん外れていく長崎新幹線。申し訳ないが国民の大半は武雄温泉駅で乗換でも別に困らない。これ以上、無駄な国費をつぎ込まないでほしい。

3、何だろうこの社長は上から目線で鉄道使わせてやる感をいつも出すよね。JR九州はいつからそんなに偉くなったのでしょうか。そして今回の責任感のない発言に大変驚きました。FGTの技術が確立していない時点で先行の長崎県区間の建設を始めたのだから、国の責任はもちろんながらJR九州の知らぬ存ぜずは通用しないのではないかと思います。

そこまで言うなら、何か代案なりを呈示するのが大会社の鉄道会社の社長でしょう。この発言には閉口しますし、佐賀知事はしかと受け止め、今後の対応に期待致します。

4、6者合意がFGTを前提にしていないと言うのであれば、武雄温泉駅から博多駅までを整備する事も前提にしていないのでは？JR九州は佐賀県に何か言うのであれば、JR九州として妥協できる点を明示して議論を自ら進める努力をすべきなのではないでしょうか！あれもダメ、これもダメ！た言うだけなら佐賀県は納得しないでしょう！佐賀県は県民の利便性が悪くなる事を懸念しているののに、その事に対して誰も対処案をださないのでは話の進展は無いとしか思えません。