【事件概要】
2025年7月、全国規模の世論調査(グリーン・シップ調査、N=11,999)によると、内閣支持率が7月24日頃から急上昇し、特に50代以上や女性票、無党派層、立憲民主党支持層で支持が回復。参議院選で敗北した石破総理だが、党内の「石破おろし」への反発が一因とされる。
7月25日には官邸前で「辞めるな」デモも発生。支持の理由は「他に良い人がいない」が最多(49%)で、制度疲労や政策継続への期待も背景にある。一方で、自民党支持率の回復は見られず、支持の対象は石破氏個人に集中している。
【コメント】
支持率の急回復という表面上の変化に惑わされてはならない。石破総理が参議院選で明確な敗北を喫しながら、なぜ支持を取り戻しているのか──そこに見えるのは、政党政治の形骸化と、国民の「選択肢のなさ」による消極的支持という危機的構造だ。「他に良い人がいない」から支持される内閣が、果たして民主主義の健全な姿なのか。
問題の本質は、党内抗争に明け暮れる自民党と、有権者の判断力を鈍らせる情報環境、そして代替勢力の不在にある。政治が「誰がマシか」という消去法で選ばれ続ける限り、政策論争は深まらず、真の選択が失われる。
まず必要なのは、①党内ガバナンスの透明化と派閥構造の解体、②無党派層を代表する政治勢力の育成、③政策軸による政党再編である。これらの改革なくして、支持率の波に一喜一憂するだけの政治が続くだろう。
「支持されているから正しい」などという幻想は危険だ。むしろ、選ばざるを得ない現実が変わらない限り、私たちは政治に支配され続ける。今こそ、「選べる民主主義」の再構築が必要だ。
ネットからのコメント
1、石破が総理を続けると自民党が弱体化していくので、それを好感した左派が石破内閣を支持している。しかし、調査とは逆に選挙をやれば負けるでしょうね。
本来の支持層は石破では自民党に入れたくないし、今の内閣を評価している左派が自民党に票を入れるわけではないので。
2、今までもそうでしたが、毎日系列のテレビ、新聞、毎日系世論調査等全てが完全に1方向に傾いてしまいましたね。毎日系列が全力を上げて右傾化への傾倒を阻止しようとしていることはあからさまです。あらゆる点で現行法とはかなり齟齬が生じていると思いますので、放送電波に関する免許を返上し、立憲、社民、共産、れいわを支援していく1団体として活動、発信された方がよろしいのではないのかと思います。
3、残念ながら、自民党に投票しなかったのに石破内閣を存続させたい勢力が企てたあのデモに一定の効果があったんだと言わざるを得ませんね。あのような無茶苦茶な人がやっている無茶苦茶なデモも、テレビや新聞が取り上げれば肯定的に捉えてしまう残念な人がそこそこいるんですね。まあ存在するのは仕方がないので、一度でもネットを見れば、あの人たちがおかしいことに気づく環境づくりが大切な気がします。
4、何かしら同情的な事を記載してますが 国民は何故に自民党の支持層が離れてるかをしっかりと記載すへきではないだろうか 石破内閣を退陣に追い込む面子を見るとまるで我々は悪くない これは石破総理が招いた結果だみたいに誘導 時が過ぎればこうした事案があれば過去は国民は忘れる的な思想を感じますそれを後押ししてる利権者やメディアや記事の情報を国民に植え付けて乗り切る政策がある気がしてなりません
引用元:https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/1890d56c91bb21092c11b3a69e0bafc75b1e17ff,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]