群馬県桐生市で8月5日午後1時9分、気象庁は最高気温41.2℃を観測しました。この記録は、7月30日に兵庫県丹波市で記録された気温と並び、国内の観測史上最高気温のタイ記録となります。気象庁は厳重な熱中症対策を呼びかけており、屋外での活動を控えるよう注意喚起しています。
異常気象が“新常態”になりつつある今、41.2℃という気温が日本の街中で観測された事実は見過ごせません。これは単なる猛暑日ではなく、人命に直結する“災害”の一歩手前です。それにも関わらず、都市計画・労働環境・教育現場など、社会全体の対応はあまりに鈍く、危機意識に欠けています。
本質的な問題は、気候変動対策が後手に回り、自治体や企業が「例年通り」を基準に運用を続けている点にあります。冷房のない学校、屋外作業の強行、そして高齢者の孤立——これは制度の怠慢です。
解決策としては、(1)35℃以上での強制的な屋外活動制限、(2)エアコン設置への補助金の迅速な拡充、(3)地方自治体による緊急避難所(クーリングセンター)の常設化が不可欠です。さらに、気象庁の警戒レベルに法的拘束力を持たせる制度設計も必要です。
“暑さは自己責任”という時代錯誤な価値観を脱し、「命を守るための行動」を社会全体で再構築すべき時です。気温の記録更新に驚く前に、今、命を守る仕組みを更新しなければなりません。
ネットからのコメント
1、命にも関わる酷暑のため老若男女関係なく対策は必須。
先日、地方球場開催のプロ野球の試合で余りの暑さのため攻撃中のチームの選手がベンチに入らず、ロッカーで待機する場面があった。野外での試合が多数あるプロスポーツ選手ですらキツいと判断する暑さのため、一般人なら尚更対策し過ぎることはない。甲子園や国体や野外イベントも伝統もあるだろうが、精神論だけでは解決出来ないレベルまでの酷暑のため、可能な限り柔軟に対応すべきだと思う。
2、上位4地点が全て群馬なんだよね地元は群馬のやや北側の山の方ですが、外で気温測ったら39度ありました(庭の土の上)アスファルトなら40度の後半はいっているでしょう、本当に暑いです洗濯物を取り込むだけで汗だくで汗がせっかく干した洗濯物に付かないようにするのが大変
3、桐生市は市街地が小高い山に囲まれていてある意味盆地みたいなところだから、熱が籠りやすいかもしれない。気象計の設置場所を変更してから、気温ランキングの上位に顔を出すようになったのもある。群馬県の都市部で一番目安になるのは、全く山が無くて平野部であり、気象計の設置場所も浄水場の中の広々とした芝生の中で隣に流れている川の影響で涼風のある伊勢崎市の気温が高ければ、群馬県平野部全体の気温が高いと思われる。
4、熊谷、伊勢崎、館林など、埼玉北部から群馬南東部と東部は気温あがりやすいですね。高崎も気温高いですが南関東より湿度が低くて多少カラッとしていますが、所詮比較論にすぎずです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7c5aa225cd90821d5a7dce5819eed78bc72b7d1b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]