日本学生野球協会は、エナジックスポーツ高校の監督に対して1年間の謹慎処分を科すことを決定しました。この50年以上にわたる指導歴を持つ70歳の監督は、7月の沖縄大会決勝で敗退した選手たちに「死ね。泣くな」と厳しい暴言を吐き、また8月には生徒に13.6キロの距離を歩いて帰るよう命じるなど、教育者として許されない体罰行為を行っていました。
匿名文書により発覚したこれらの問題行動は、同校内でも他の指導者から疑問視され、試合用の資料作成に遅れた生徒には最終的にバスによる帰宅が認められるなど、問題解決が図られました。また、9月には部員に対してボールを投げつける行為も確認され、これにより監督は自粛を申し入れるに至っています。同校は今年、センバツで初めて甲子園で勝利を収めるなど成功を収めておりますが、この事件によりその陰で行われていた指導の問題が浮き彫りとなりました。

この問題は、教育現場における指導者の暴力的な態度と、未成年者への安全配慮の欠如を改めて浮き彫りにしています。教育者としての職責を逸脱した行為は、生徒たちの心身に深い傷を負わせかねません。まず、指導者への倫理教育の再徹底が急務であり、特に心身への負担を考慮した安全なスポーツ環境の確保が求められます。
次に、暴力や体罰を黙認しない風土づくりのために、第三者による外部監査システムの導入も必要でしょう。また、暴言や体罰があった際の通報制度を整備し、生徒たちが安心して声を上げられる環境を提供することも欠かせません。今後、学校およびスポーツ協会がこのような問題に対する迅速かつ適切な対応を行い、再発防止策を講じることが求められ、学生スポーツの健全な発展を支えていくことが期待されます。
ネットからのコメント
1、この内容だけでも思っていたより酷いですね。別の指導者が何度も監督の指示を無視してでも保護しようと動いているところを見ると、今までも同じような指導があったのでしょう。これは別の指導者が監督に逆らえないような方だったら広陵のような、もっと大きな事件に発展していたのではないでしょうか。
2、別の指導者が監督の指示に疑問を覚え、生徒を守ろうとしてくれていたことだけが救いに思える。昔は許されたのかもしれないし、確かに強いチームを作ることは出来たけど、ダメなものはダメなんだとアップデート出来ない人間が指導者なんてなるものではない。
3、私も高校時代野球部に所属して練習中に先生から少しのミスでいきなり2回至近距離から口元目掛けてぶつけられたり、グラブで頭を数回殴られ、下級生の態度が悪いからと言って頭を殴られ、すれ違った時も頭を拳で殴られ今でも後遺症が残り病と闘いながら生きてます。私に暴行した先生は病院送りさえしなければ構わないだろと思い簡単にできたんでしょうね。 今回のエナジックスポーツの監督の不祥事は残念です。今後はいじめやパワハラのないクリーンな部活動をして欲しいです。
4、かなり具体的に書いてるから信憑性は高い真夏だろうがなんだろうが13キロ(実際には少し短かったみたいだが)歩けって、神経を疑うおまけに他のコーチの言うことも聞かず、せっかくバスで帰ったのに、また連れ出すとか普通の人は他人から注意されたら、まず自分のやったことが適切だったか振り返るもの謹慎ということだけど、学校の対応としては解雇でもおかしくないと思うけど
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ef76aa6ac0fc7c410c34ea80f2f57b1faa11b34b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]