2025年12月19日に放送されたニュースでは、ホタテが歴史的な不漁で価格が高騰しているため、西日本特産のヒオウギガイと愛知県産のツキヒガイに注目が集まっていると報じられました。ホタテの水揚げ量は北海道では前年に比べて16.9%減の33万6000トンとなり、6年ぶりに40万トンを下回る可能性があります。ヒオウギガイはホタテに似た味わいを持ち、価格はホタテの半分程度。

また、ツキヒガイもホタテに似た食感をもち、シャキシャキしたさっぱりとした味が特徴で、こちらもホタテの半額程度で提供されています。

コメント文ホタテの不漁と価格高騰は、消費者に負担を強いる大きな問題です。しかし、これに対する対応策が見つからないわけではありません。まずは、地方特産品であるヒオウギガイやツキヒガイに注目することが有効です。これらの貝はホタテに似た味わいと食感を提供し、価格もより経済的です。さらに、地域の特産品を利用することで、地元経済の活性化にもつながる可能性があります。しかし、産地の多様性を強化し市場の選択肢を広げるには、地域間の流通システムを改善することが必要です。そして最後に、消費者の嗜好やニーズをより柔軟に捉えることができるよう、食材の選定基準を見直し、その普及活動を進めるべきです。

このような取り組みにより、価格高騰の問題に対する持続可能な解決策を提供できるかもしれません。

ネットからのコメント

1、ホタテは陸奥湾では過酷な状況ですが、北海道では生産量は減少していますが歴史的な不漁では無いですね。そもそもホタテを中国に輸出した方が儲かるから日本国内に流通量を減らしているのが実情であり、昨今、中国への水産物が停止しているなら国内に回せば良いものを中国への輸出額を日本人消費者にそのまま回すから高価になっているカラクリと理解します。記事中のヒオウギ貝だとサイズと食味はホタテと違いますね。

2、長崎です。普通に食べられている食材です。特別ビックリするほど美味しくも無いですが、おいしくないと言うこともないです。ホタテの代用品として食べていると言うよりは、これはこれという感じで食べます。初めて見ると鮮やかなのでびっくりすると思いますが、長崎では普通にスーパーで安く売ってます。普通においしいですよ。

3、味が薄いと言ってる人がいますが、私は旨味はヒオウギ貝の方が有ると感じます。

貝殻が赤・黄色・オレンジ・紫と艶やかですが、伊勢志摩方面で焼き貝として使われてるのは、あずき色した貝が多いです。売られている値段を見て驚きましたが、業者さんから買い入れる値段は、一個６０円位で買う事ができます。食べ頃サイズとしては、７～８ｃｍ位が身も柔らかくて美味しいですよ。伊勢志摩に来られたら、一度食べてみてください。ちなみにですが、場所によってはアッパ貝・バタバタ貝・バタ貝と呼び名が違います。

4、ヒオウギガイとツキヒガイどちらもダイビング中に見かけたことがります。ヒオウギガイは岩に固着していることが多い貝でほとんど動きません。一度見かけるとその後数か月は同じ場所で見かけます。一方ツキヒガイは砂地などでよく見かけ、危険を察知すると水流で泳ぐように移動するアクティブな貝です。どちらもホタテ貝と近縁で似たような形していますが、生態はかなり違っていて面白いです。