12月19日に放送される第76回NHK紅白歌合戦では、初出場アーティストとして紅組が8組、白組が2組が参加し、特にメドレー形式での楽曲披露が増加しています。昨年もメドレーはありましたが、今年はさらに増え、ちゃんみなやAKB48など9組のアーティストがメドレーを取り入れています。この傾向は、代表曲を多く持つアーティストが増え、サブスクやネット動画の流行により、視聴者が短時間で多様な曲を楽しむ傾向が強まっていることから、NHKが若い世代をターゲットにした試みとされてます。
若者の視聴スタイルに合わせ、NHKはメドレーを通じて紅白の視聴を促進し、彼らの関心を引き留める意図があると推測されています。

現代のNHK紅白歌合戦は、純粋に1曲をフルで聴きたい人々にとっての音楽の祭典ではなくなりつつあります。メドレー形式の頻出は視聴者を意識した番組構成の変革を示していますが、音楽の質に対する配慮を欠いているのではないかという懸念が生まれています。若者の注意が散漫となりがちな時代において、短いメドレーが彼らを引き込む方法とされていますが、これが長期的な音楽文化の理解を妨げる可能性は否めません。改善点としては、1曲の価値とストーリーを伝える工夫を凝らしたプレゼンテーションが求められます。さらに、新しい世代に音楽が持つ深みを伝えながら、メディアとの連携を強化し情報を発信することが不可欠です。
音楽本来の感動と魅力を再評価し、視聴者が真に味わえる形で届けることが、伝統ある紅白の使命であり、未来に向けた価値ある挑戦です。
ネットからのコメント
1、昔は高視聴率が当たり前のお化け番組でしたが、メドレーが増えたというのも時代の流れなんでしょうけど、一曲を丁寧に歌い上げてた頃のほうが良かったという気持ちもあります。大晦日の一日くらい、ゆっくり曲を聴かせてほしいという視聴者は多いはずで、フルで歌う姿を楽しみにしている視聴者も、決して少なくないと思います。お祭りのような賑やかさも良いですが、歌をじっくり聴かせる演出も大切にしてほしいなと感じます。
2、「若い世代をつなぎ止めるための工夫の一環」ですか…どのヒット曲もサビだけ聞くことなく、一曲全て味わい尽くす学生がいることもお忘れなく。特別企画も嬉しいですが、それよりもフルで全ての曲を聴いて、色々な世代の曲を沢山味わいたいですね。
3、昔の紅白とはかなり違ってきて、懐かしさも無いし興味も持てなくなった。メドレーと聞くと、よけいに観ないかもしれない。ここ数年、年越しは静かに過ごしている。
賑やかな歌や踊りは疲れるだけだからそっちは若者に任せて、のんびりソバでも食べて神棚にお参りしたら寝るつもり。でも子どもの頃の紅白の思い出が一つだけある。31日の夜に母と銭湯へ行き、帰りに店でうどんを食べた。その時、飲食店のテレビで紅白歌合戦を観た思い出。誰が歌っていたのかまでは覚えていないが、忘れられない思い出です。
4、「最近の若者は長いイントロを敬遠する」「ギターソロを飛ばしてしまう」サブスクの影響で確かにこうした傾向の聴き方をする人が増えたようですが、それはもう音楽ファンとは言えないですよね。イントロであれギターソロであれ楽曲の全ての部分はアーティスト(コンポーザー)が心血を注いで作っています。それをすっ飛ばして聴かないというのは大袈裟に言えば楽曲やアーティストそのものを否定しているとも思えます。そしてその流れを助長するような姿勢で音楽番組を放送するNHKにも全く共感出来ません。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/c52c3a69423f4579ad36c332e9414f317fd02cde,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]