7月15日、都内で第175回芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考会が行われた。芥川賞は小砂川チト氏の「ゾンビ回収婦」、直木賞は朝倉かすみ氏の「けんぐゎい」に決定。受賞者には8月21日の贈呈式で正賞の時計と副賞100万円が贈られる。

文学賞の受賞は単なる順位付けではなく、その時代にどんな物語や視点が求められているかを映す鏡でもある。今回、過去に候補入りを重ねてきた小砂川チト氏と朝倉かすみ氏が栄冠を手にしたことは、作品の積み重ねが正当に評価された結果と言える。一方で、文学界が一部の作家や既存の評価軸だけに閉じた世界になれば、新しい才能が埋もれる危険もある。今後は新人賞や地方発の作品、多様な背景を持つ書き手への支援をさらに強める必要がある。名声だけで作品を選ぶのではなく、読者の心を動かす力を持つ文章を見つけ続けることこそ、文学賞が果たすべき役割だ。
受賞者の成功を祝うだけでなく、次の時代を担う声を育てる仕組み作りにも期待したい。
ネットからのコメント
1、少し前から直木賞、芥川賞だから読んでみようとは思わなくなった。勿論受賞すれば一定数売れるから本や出版業界としては盛り上げたいのだろうが、話題性や著者の年齢、容姿、扱うテーマなどに明らかにフォーカスした選定に見えて冷めてしまった。勿論内容は素晴らしいんだろうが、何か昔ほどの格や品格みたいなものも無くなった気がする。未だに本は読むが書店員が選ぶ本屋大賞の方が信頼性も共感度も高いと思ってる。
2、芥川賞、直木賞・・・もはや出版社のための賞になっているのではないですか? 何度か受賞作品を読みましたが、期待と実感の落差が大きすぎて今では全く興味が無い。 受賞作品の発行部数ってどのくらい実販売なんだろうか?
3、高校生くらいまでは直木賞作家の本くらい読んでおくかという気持ちがあったが、今じゃ全くそんなこと思わなくなった。肌に合わない創作物を読む苦痛への耐性が学生時分より下がったんだと思う。読書は読みたいか読みたくないかというシンプルな動機だけでいい。
4、文学賞や特定の候補作に対する厳しい意見を見かけますが、少し寂しい気持ちになります。もちろん感想は人それぞれですが、せめて実際に作品に触れてみないと、その本当の価値や面白さは見えてこないのではないでしょうか。賞がプロモーションの側面を持つのは事実かもしれませんが、日々真面目に作品づくりに向き合っている作家さんや選考委員、出版社の方々の努力まで、「本を売るためだけ」「権威がない」と切り捨てられてしまうのは残念です。まずは一読してから、多様な感想を語り合えるような場になれば建設的だと感じます。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/686249ad674e4742ee5a64fa44a303522ea43d7c,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]