7月15日に東京都内で第175回芥川賞・直木賞の発表・記者会見が行われ、芥川賞は小砂川チト氏『ゾンビ回収婦』、直木賞は朝倉かすみ氏『けんぐゎい』が受賞した。候補5作品による接戦となり、初回投票では『けんぐゎい』と『見えるか保己一』が同点。若林正恭氏の初小説『青天』は受賞を逃したが、文章表現や作品の完成度は高く評価された。『青天』は発売2週間で累計発行部数28万部を記録しており、贈呈式は8月下旬に開催、副賞は100万円。

受賞を逃したことだけに目を向けるのは早計だろう。選考委員が「5作品すべてに読み応えがあった」と語り、『青天』にも表現力や作品の信頼性を高く評価する声が上がった事実は見逃せない。文学賞はその時点で最も評価された作品を選ぶ場であり、優れた作品が必ずしも毎回受賞するわけではない。むしろ初小説で最終候補となり、発売2週間で28万部を突破した実績は十分に大きい。
創作を続けて経験を積み、さらに深い作品世界を築くこと、選考過程の丁寧な講評を次作へ生かすこと、読者との対話を重ねながら独自の作風を磨くことが、今後につながる現実的な道だ。一度の結果で才能は決まらない。評価とは瞬間ではなく積み重ねであり、本当の価値は次の一作で証明される。
ネットからのコメント
1、若林さんの直木賞初挑戦、選考委員も文章の伸びやかさや光る表現を認めているようで、決して評価が低かったわけじゃないんですよね。でも正直、選考委員の顔ぶれを見た時点で、ベテラン作家が多いですし、結果はなんとなく読めていた気もします。それでも初小説でここまで評価されたのは立派ですし、この経験を次の作品につなげてほしいと思います。
2、否定的なコメントが散見されるけど、芥川賞、直木賞の選考過程において、若林さんの執筆作が話題に上がるだけでも凄いと思うけど…。今後も執筆活動を続けていくのなら、その内受賞作が出て来るかも知れないですね。芸能活動共々応援しています。
3、拝読したけど、芸人云々を抜きにして読める小説だったけどね。
若林氏は元々エッセイを数冊出してたし、そのエッセイも多くの小説家や著述家の方が文章能力を高く評価してましたね。村田紗耶香さん・朝井リョウさん・西加奈子さんなども「小説書いてほしい」と言うくらいでしたので、物書きとしては素人ではないのでしょう。今後の作品にも期待してます。
4、こればかりは積み重ねや個人の才能の比重が大きいですよね。若林さんがラジオで語っていたように、他の作家さんの文章を沢山読み感情表現などを学習して少しずつ言葉の伸び代を増やしていくものだと思いますので、選考に上がる事自体既にすごいことです。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/4a57f5f1cf24fa42f8c07385fa64737c44c2ec91,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]