事件概要:
2025年6月、岡山市のスーパーで、92歳の女性が訪問ヘルパーと共に菓子やおかずを選んでいる姿が目撃された。女性は6年前に認知症と診断され、現在は軽度の介護が必要な状態で、訪問介護やデイサービスを活用している。最初は食事を残すことが多く、デイサービスにも通うことを嫌がっていたが、ケアマネジャーと協力して改善策を取ることで、生活の質が向上した。
特に、訪問リハビリや入れ歯の調整、服薬管理などの取り組みが効果を発揮し、母親の希望である「100歳になっても家にいたい」という目標を支える体制が整えられた。さらに、自治体の支援やNPOのアドバイスもあり、高齢者の見守り体制が重要であることが浮き彫りとなった。
コメント:
高齢者の介護問題は、単に家族だけでは解決しきれない複雑な課題です。この記事から見えるのは、ケアマネジャーや訪問ヘルパーなど、専門家と連携することで、高齢者の生活を支える体制が整えられるという事実です。しかし、依然として多くの高齢者が一人で暮らしており、家族が遠くに住んでいる場合、支援体制の確保は簡単ではありません。社会全体で高齢者の孤立を防ぐための仕組みをより強化し、介護のサポートをもっと柔軟でアクセスしやすい形にする必要があります。
例えば、介護施設の充実、ケアマネジャーと家族の連携強化、そして自治体の支援制度の拡充が急務です。また、地域ごとの支援システムが整備されつつありますが、その普及を加速させ、すべての高齢者が安心して暮らせる環境を整えることが求められます。
ネットからのコメント
1、家族のあり方が問われる時代になり、何でもかんでもケアマネにお願いされる。遠方の家族は電話やメールで鉄砲のように又物を買うように希望や要求をされます。地域により対応不可の場合もあり大変な状況です。報酬も安く、私たちも家庭を持っています。
自分の親が今後どうなるか理解した上で親元を離れて生活してもらいたいです。介護保険のあり方を今一度振り返る時期にきていると考えます。
2、生活の支援は単に買い物や洗濯、掃除や調理だけではありません。銀行や郵便局への入出金、固定資産税など税金の納付や新聞などの集金対応、宅配弁当の注文や支払い。町内会費や回覧板のやり取り、深夜の緊急対応や搬送先の選定、主治医や訪問看護師、介護との連携、自費サービスを使った泊まり込みや通院、入退院の支援、親戚や友人との繋ぎなど家族以上のことをやらなければならない。同時にその中心になる人間の休養も考えなければならない。全てのサービスを連携させるには中心となる人間が絶対不可欠でありそれはケアマネジャーとは限らない。
3、要介護1で、毎日ヘルパーに入ってもらって、夕食の世話をしてもらいながらも、デイサービスにも行け、なおかつ訪問リハビリまで受けられるとは、凄い豊富なメニューで、至れり尽くせりですね。理想郷のようなお話しで、本当羨ましいです。
4、飛行機の遠距離で、介護保険によりチーム見守りも不可能ではないだろうが、緊急時に2時間以内程度で駆けつけてくれる身内が誰も居ないと、厳しいよね。
ヘルパーが行ったら転倒してて入院しました、なんて時どうするのか?飛行機の距離だからすぐ行けませんしすぐ対応できません、誰かどうにかしてください、誰かやってください、又は誰もやらなくても仕方ない、とするのかそもそも身寄りがない人も居るから、今は頑張ってくれる事業所があればギリ何とかなるかもしれないけど、数年後にはどうだろう。現行の介護保険制度はケアマネやヘルパー等の成り手がおらず、高齢者は増え続け、近いうちに認知症独居の見守り等を介護保険だけでやるのは、破綻するのでは。子供がいるなら介護負担や見守り責任を距離に関わらず必ず担えと法整備でもするのか、「遠いからできません」を許容する(放置やむなし)ようになっていくのか。この先、どうなるのか。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3e9be62927d0720056da83a31b55550399dd703f,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]