30日、カムチャツカ半島東方沖で発生した巨大地震により、日本各地の太平洋沿岸に津波が到達。午後1時52分には岩手県久慈港で1.3メートルの津波を観測し、午後5時30分現在も津波警報が継続中。避難が必要な中、兵庫県丹波市柏原町で41.2℃を記録し国内最高気温を更新、他3地点でも40℃以上を観測。猛暑と避難が重なり、熱中症の危険が高まっている。
今回の状況は、日本の防災体制の脆弱さを突きつける異常事態だ。津波警報下での避難が必須にもかかわらず、記録的猛暑41.2℃が人命を脅かす現実は、災害時の暑熱対策が未整備であることを如実に示している。防災拠点の空調・水分供給体制の不備、交通網停止による避難困難、複合災害への備え不足が問題の核心だ。まず、①避難所への冷房・発電機・水の常設、②複合災害を想定した広域避難シミュレーション、③猛暑・津波・停電を想定した市町村別危険度マップの整備を直ちに進めるべきだ。自然は待ってくれない。人命より優先されるものはないと明確に行動で示さない限り、次の災害も「想定外」の言葉で終わるだけだ。
ネットからのコメント
1、津波による避難と熱中症対策を、同時に求められる人は本当に大変だと思います。避難所が必ずしも涼しい場所とは限らないですし、水分補給がままならない場合だってあるでしょう。 特に高齢者や子どもは、生命の危険に直結しかねませんし、これだけ暑い中での避難生活は過酷すぎます。 まだまだ油断できない状況が続くようですが、命を守る行動を最優先に、少しでも早く安全な日常が戻ることを願っています。
2、たまたま日本には地震の被害が無く、津波の警報だけが出た。
電源も消失せず、エアコンの効いたところで避難できた方も多かったと思う。 ついでのような物言いで気が引けるが、今回を避難訓練だと思い、真夏の避難所や避難する際の注意や用意を再検討するいい機会としたい。 もしもこれが日本で起きた地震だったとしたら、電気が使えずエアコンも冷蔵庫も使えない可能性もある。何か対策を考えておかないと、せっかく避難しても熱中症などで具合が悪くなったり、食料品や飲み物の保存に苦労することももありそうだ。なかなか難しいことではあるが。
3、真夏に南海トラフが来たらとても危険だと思いました。地震の衝撃と津波と電力絶たれたら熱中症や食べ物保存するのも困難で飲食物不足とか、夏場は腐りやすく衛生面も悪くなりそうなら感染症とかも増えそうだし国内広範囲にやられそうだし、医療現場も悲惨だと思う。 完璧な対応なんて無理だし、なるようにしかならないと思いつつも備蓄はコツコツしておくしかないかな。
4、10年ほど前までは、暑いと言えば、「埼玉県熊谷市」と決まってましたが・・・。 最近では、すっかり影が薄くなった気がします。
日本全国各地がとんでもない暑さなので、「暑すぎる夏」が熊谷市だけの現象ではなくなったのですね。 エアコンをフル稼働しないと、命に関わる時代になったと思います。 しかし、室外機の排熱のせいで、ますます外は暑くなる・・・。複雑な気分です。 夏の暑さを、すこし冬にお裾分けできたらいいのに、といつも思います。 私が若い頃に、「若くてもお金がなくてやることがないから、この若さを年取った自分にお裾分けできたらいいのに」とふと思ったのに似ています。 実際は、寒くなったら、夏が恋しくなるのかもしれませんね。若さを無駄にしたことが悔やまれる今の私のように・・・。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7e955948a1eb9368619a92bab624afa81a604df6,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]