今年で「タンメン」が誕生して70年を迎えた。このシンプルで深い味わいの麺料理は、鶏がらスープに塩で味付けし、豚肉と野菜を炒めたものを載せたもの。日本各地で親しまれていると思われがちだが、実は多くの地域では食べられていないことが分かる。特に北海道と西日本では、タンメンという料理の存在自体が知られていないケースが多い。逆に関東圏では人気があり、日高屋などのチェーン店でもメニューに取り上げられているが、餃子の王将などでは見かけない。
タンメンの発祥は1955年の横浜にある一品香とされ、全国的にその文化が広がりつつあるものの、地域ごとの差異が浮き彫りになっている。
コメント
タンメンという料理が日本全国で食べられていると思われがちだったが、実際にはその認知度や普及具合には大きな地域差が存在する。特に北海道や西日本ではその存在すら知られていないことが驚きだ。しかし、これは決して単なる地域性だけでは説明できない。料理の広がり方や、飲食業界のマーケティング戦略の影響も大きいと言える。例えば、日高屋は首都圏を中心に展開し、関東での文化的影響力が大きい一方、餃子の王将のようなチェーン店は地域によるメニュー展開の違いが見られる。
このような地域ごとの差異を改善するには、まず地域特有の料理文化に対する理解を深め、地元の食材や特徴に合わせたタンメンを提案することが大切だ。
また、飲食業界は、異なる地域での食文化に配慮したメニュー展開を強化し、全国的な認知度を高める努力が求められる。タンメンのようなシンプルで奥深い料理が、全国どこでも楽しめる日が来ることを願いたい。
ネットからのコメント
1、野菜炒めを載せただけでは野菜ラーメン。 で、塩味にすればそれっぽくなるが、それは違う。 タンメンは、野菜を炒めた後、そこへスープを入れ、煮立たせてから麵の上へ載せる。 ここが、似ているようで違う味を生む。 結構大事なところだよ。
2、鳥取県出身で横浜市居住です。 年1回亡母の墓参で帰省しますが、たしかに飲食店でタンメンのメニューを見かけることはなく、店員さんに聞いても「は?」といわれることもあります。五目そばが近いのですが醤油スープですし、塩ラーメンだと野菜が少ないし。 そういえば半世紀近く前に大阪で大学生活を送りましたが、タンメンを見かけたことはありませんでした。
3、タンメンって塩味のラーメンに炒めた野菜を乗せた物で、塩ラーメンに生の野菜乗せてもタンメンって言わないんだよね。ちなみに関東では塩野菜ラーメンって呼ばれる。
タンメンとタンタン麺も良く誤解されるけど、全くの別物です。 東京だと「たぬき蕎麦」っていうと天かすが乗ってる物を言うけど、関西だと油揚げが乗ってる物を「たぬき蕎麦」っていう。ちなみに東京では油揚げが乗ってると「キツネ蕎麦」になる。 関西では余り納豆食べる人少ないし、土地によって色々有るのは不思議じゃ無いな。
4、東京の子は、子どもの頃鶏ガラスープの東京風の醤油ラーメン(というか、東京でラーメンと言えば全てこれだった)が好きで、 町中華へ行けば、ラーメンばかりを食べたがる。(プラス親から取り分けられた餃子数個程度) で、大人からは「ラーメンじゃ栄養(野菜)が足りないから、タンメンにしたら〜?(大人達はタンメンや五目焼きそばを注文)」といっつも言われ、 「いいや、ラーメンが食べたいんだ!」 このやり取りを繰り返した思い出がある人が多いと思う。 大人になって、健康のことも考えるようになり、塩味と野菜から出た出汁の味の美味しさもわかるようになり、 やっとタンメンを食べるに至る。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/5f6ea5a2f799a10a90e410ce083cf015bb588be4,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]