ヤクルトは7月31日、都内の球団事務所で元阪神の青柳晃洋投手(31)の入団会見を行い、補強期限ぎりぎりで獲得を正式発表した。青柳は昨季終了後、阪神からポスティングで米大リーグ挑戦し、フィリーズ傘下の2Aでプレーしたが、今月退団。阪神時代は通算61勝、21~22年に2年連続最多勝、22年は最優秀防御率も獲得した実績を持つ。
ヤクルトは今季最下位で借金18、防御率3.44とリーグワーストであり、投手陣強化が急務。背番号は99に決まり、青柳は「また野球ができる環境に感謝」と意気込みを語った。
今回の動きは、崩壊した投手陣の立て直しに最後の望みを託す苦しい状況を示している。チームが防御率リーグ最下位で借金18という現状にもかかわらず、補強策が期限ぎりぎりの駆け込みとなった事実は、フロントの計画性と危機管理の甘さを浮き彫りにしている。本来、シーズン序盤から投手陣の弱点を分析し、外国人補強や若手育成の方針を早期に実行すべきだった。今後は①補強の長期計画を明確化する②若手投手を計画的に起用して層を厚くする③スカウト体制を強化し投手育成の基盤を作る、という3点が不可欠だ。ギリギリの対応に頼る球団運営では、ファンの信頼も選手の士気も守れない。
勝つチームは、場当たりではなく、未来を見据えた戦略を持っている。
ネットからのコメント
1、阪神ファンです。青柳投手の夢であったメジャー挑戦をポスティングによって実現した訳ですが、こんなに早く帰ってくるのは驚きであり悲しいです。もともと険しい道って事は誰もが思っていた事ですので、せめて1年は簡単に諦めず頑張ってほしかったです。とは言えこれまで阪神には本当にたくさん貢献してくれたし、阪神ファンはヤギさんの事がみんな大好きです。対戦して抑えられるのは正直辛いですが、ヤクルトでの活躍を願っています!
2、阪神でも戦力になっていなかったので、大きな批判は少ないけど、実情はFA権を持たない選手が3ヶ月で他球団への移籍だからね。 「青柳だから批判は少ない」は事実だけど、制度的には今オフに才木やサトテルがポスティングすれば来年7月に他球団でプレーしてることもあり得る訳だ。 当然、そういったことは避けないといけないからポスティングを認めるのは国内FA権取得のギリギリになってくるだろうね。 あくまでポスティングは球団の権利。 他球団移籍のリスク回避で認めないのも当然ながら正当化されるべきだ。
逆に言えば現行のルールだと、認めて保有権を売った場合はどうなっても文句を言えないということ。
3、支配下枠って育成の選手、ドラフト当落線上の選手、戦力外になった選手からしたら喉から手が出る程欲しいものだと思うんですよ。 それを自らの意思で破棄してアメリカ行ったのに、NPBの補強期限前に自由契約になったからって数ヶ月で日本帰ってくるというのはちょっとなあって思いますね。
4、ポスティング半年で解雇されたからな。 ヤクルト移籍は阪神の損にはなる。またポスティングメジャー移籍のリスクでもある。 青柳は残留しても出場機会は減らしていたと思う。阪神と青柳の1番いい形はアメリカで1年以上勝負することだった。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/d5b9c9eda0b8ae94400dd6fa541262bdba4eb5f9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]