8月11日、インド最高裁は首都デリーで急増する野良犬によるかみつき被害を受け、数万匹の捕獲を命令。デリーでは2012年時点で約6万匹の野良犬が確認され、現在はさらに増加。2024年には全国で370万件超のかみつき被害と54件の狂犬病疑い死亡例が報告され、推計では倍近い数に達する可能性も。WHOは世界の狂犬病死者の3分の1以上がインドで発生と指摘。
裁判所は市に8週間以内のシェルター設置、捕獲記録の毎日更新、24時間の通報窓口、ワクチン接種場所の公表を指示。
都市部で毎日数千件もの被害が発生している現状は、単なる動物管理の失敗ではなく、公衆衛生政策の欠陥を露呈している。不妊手術や予防接種プログラムの不足、駆除に関する過度な法的制約、都市計画における動物管理の軽視が複合的に事態を悪化させてきた。解決には、①長期的で広範囲な不妊・ワクチン接種計画の全国展開、②法改正による危険動物対策の迅速化、③地域コミュニティと協働した通報・保護体制の整備が不可欠だ。人命と動物福祉の両立は、適切な制度設計と現場対応の速度にかかっている。放置は「共生」ではなく、社会の安全を切り崩す自己放棄にほかならない。
ネットからのコメント
1、日本国でも昭和の中頃までは野犬が街中で人を襲う事がよくありましたが、当時は野犬駆除に反対する動物愛護団体が今よりは大人しかった事もあり、主要都市の野犬は殆ど駆除して安全になりました。
2、去年、インドに初めて行き、あるお客さんの工場の前にいたら、やたらと犬が多い事に驚きました。自分もペットとして飼ってますが、インドの犬?は目つき鋭く、痩せていてはっきり言って可愛いというものでなく、怖いという印象でした。狂犬病もあり、絶対に近づくなと言われました。
3、インドに行ったとき、ものすごく暑いので短パン&サンダルで歩いてましたが、デリーでもムンバイでもコルカタでも、至るところに無数の野良犬がいるので怖かったです。噛まれたら大変なことになりますから。 特に、夜は真っ暗で何も見えないので、野良犬を踏んずけて噛まれないかとヒヤヒヤしました。捕獲は致し方ないと思います。 とにかく、日本とは何もかもが違いました。
4、インドは仕事で10回以上行きました。通算三ヶ月ぐらいで、半分以上の州を巡りました。取引先はインドで最も注意すべきは食中毒と狂犬病と言われました。決して野良犬に近づくな、と何度も言われた覚えがあります。どこの都市に行っても野犬の群れを見かけました。休日に観光地を巡りましたが、痩せ細り目をぎらつかせた姿は異様で恐怖を感じました。
日本で見る野犬とは雰囲気がまるで違います。百カ国以上行きましたが、南西アジアの野犬が一番怖く感じました。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/e38a0ef02df8cbd8c3fdb52bccad41c3317471a0,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]