お笑い芸人つぶやきシロー（54）が12日までにX（旧Twitter）で「自分が客だからって店の人に敬語使わない人って、なんかすごいね」と投稿。これに対し、「もっと言ってほしい」「全ての人に敬意を」「敬語は大事」など共感や賛同の声が多数寄せられた。反応には「そういう人はろくな人じゃない」などの厳しい意見もあり、接客時の言葉遣いや態度に対する関心の高さが浮き彫りとなった。

客だからといって礼儀を省く行為は、社会の基礎的な人間関係のマナーを損なう行動だ。こうした態度が日常的に許容される背景には、「金を払う側が上」という歪んだ価値観や、相手をサービス提供者としてしか見ない意識がある。改善のためには、学校教育での礼儀指導の強化、接客現場でのマナー啓発ポスターや動画の常設、SNSなどでの啓発キャンペーンによる価値観の更新が必要だ。敬語は上下関係のためでなく、相互尊重を形にする道具だ。金銭のやり取りがあっても、人と人の対等な関係は揺らがない――この当たり前を、日常に取り戻す時だ。

ネットからのコメント

1、同感。まだ、常連さんでお店の人との関係が、気心しれた良好な間柄ならばまだしも、多分初対面なのに、明らかに店員を下に見るように横柄な態度は、傍から見ていて気分が悪い。

確かに、そこまで厳格にする必要は無いと思うけど、おそらく初対面なんだから、お互いに敬意を感じることのできるくらいの態度や「です」「ます」くらいは年齢関係なく使うようにしたいですね。

2、これ、飲食店を始めて気づきました。「マスター、生（ビール）！」と言われるのと、「すいません、生（ビール）ください」と言われるのでは後者のお客さんにサービスをしたくなりますね。ちょっとした事ですが、その「ちょっと」で相手からの印象が180度変わるので気をつけても損は無いですね。

3、結婚前に、相手が店員さんに対してもどういった態度を取るかを見ておいた方が良いって言われていますよね。店員さんに対する態度に、その人の人となりが出ると思っています。きっと上には媚びて、自分より下の立場だと感じれば横柄になる人なのだろうなと。結婚相手だったら大変そう。

4、すごく同感！あの横柄なオラついたお客はなんなんだろうと思うこともちらほら。しかも年齢層は幅広い！特に年配のオラついた客を見るともう誰にも注意されず放置され、そのスタンスでこの人半世紀以上生きてきちゃったのねと気の毒にすら思う。