事件概要:1985年8月12日、日本航空123便墜落事故が発生。群馬県上野村付近で、機体の圧力隔壁が破損し、操縦不能に陥った航空機が墜落し、520人の命が失われた。この事件を巡り、近年、自衛隊や米軍が関与したとする陰謀論が広がっている。その根拠として、元日航客室乗務員・青山透子氏の著書『日航123便墜落の新事実』が挙げられ、10万部以上の売上を記録した。
青山氏は、墜落に至る過程に自衛隊が関与したと主張しており、その影響力が大きくなる中、航空業界や政治家から反論も出ている。さらに、偽のニュース映像や証拠隠蔽の疑惑を主張する内容もあり、社会的な議論を呼んでいる。
コメント:この問題が引き起こしているのは、ただの陰謀論の拡散ではない。事実関係の確認が十分でないまま、感情的なストーリーが広まり、社会全体がその影響を受けている点が問題だ。青山氏の著作に見られるように、「仮説」として提出される内容が、まるで確かな事実であるかのように受け取られ、読者に強い印象を与えている。しかし、歴史的な事故や事件において、こうした感情的で一方的な視点を持ち込むことは、問題を深刻化させ、無用な混乱を引き起こす可能性がある。事実に基づいた証拠と検証が重要であり、少なくとも公的な場での議論には、その信憑性を問うことが不可欠だ。
今後は、無責任な情報拡散を防ぐため、報道機関や著者が社会的責任を果たすことが必要だろう。
ネットからのコメント
1、40年前の暗視装置等の装備やヘリコプターの性能、GPSの有無等を考えてみれば、夜間に火災発生の墜落地点に兵員を運んで、ロープで降下させることや、火炎放射器を使用するにしても、まだ爆発するかもわからない状況では危険過ぎる。現在のアメリカ海軍特殊部隊NavySealsでも、とても困難な作戦でしょう?習志野の第一空挺師団のレンジャーでも当時の装備やヘリコプターでは困難。それでは、火炎放射器はアメリカ軍特殊部隊が実行したとでも言いたいのだろうか?無理があると思う。
2、この機体は五年前に尻もち事故を起こしていて、当然メンテナンスも行われたが、それが劣化し、事故の原因になったと専門家が言っていました。自衛隊の誤射なら墜落まで飛べないと検証していましたね
3、自衛隊員射殺のテロップは流石に無いと思う。当時あれだけ話題になった事故。そして、ビデオ録画もされている時代。そんなテロップが出ていたら、当時のFRIDAYやFOCUSでも記事として取り上げられてるよ。
今の文春みたいな感じで。
4、フライトレコーダー公開の裁判で非公開ということ。これを公開すれば陰謀論だとかそういう話を払拭できるだろうと思うけどね。規則で公開できない決まりとはいえ事故原因究明のために公開したほうがよいのではと思う。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/7fd09b25bfa05c9c73063a1432a3f91c2d701c37,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]