ゼレンスキー大統領は、2025年8月11日のビデオ演説で、ロシアのプーチン大統領が停戦に向けて何の準備もしていないことを強く非難しました。ゼレンスキー氏によると、ロシア軍は部隊を再配置し、新たな攻勢に備えていると報告しています。ゼレンスキー氏は、平和を準備している国がそのような行動を取ることはあり得ないとし、プーチン氏の戦闘終結に向けた意図の無さを批判しました。
また、15日に予定されているアメリカとロシアの首脳会談後も、プーチン氏はウクライナに対する圧力を続けると指摘しています。ゼレンスキー氏は、ウクライナが参加しない限り、ウクライナの未来に関する決定は行えないと強調しました。
ゼレンスキー大統領の主張に基づいて、プーチン大統領の姿勢に対して無力感と怒りが込み上げます。停戦を望む側の動きが、むしろ攻撃的な準備に移行している現状は、到底許容できるものではありません。戦争の犠牲者は無数に上り、もはやその痛みを増すような行動に正当性を見出すことはできません。ロシアの軍事的圧力を緩和し、実際に停戦に向けた措置を取らせるためには、まずは国際的な圧力を強化することが不可欠です。具体的には、国連安保理のより積極的な介入、ロシアに対する追加的な制裁の実施、またウクライナが交渉のテーブルに立つ権利を確保することが最も重要です。
国際社会が一致団結して行動し、戦争を終わらせるための道を開くことが急務です。
ネットからのコメント
1、ウクライナは94年のブタベスト合意で核兵器放棄と引き換えに米英露から「安全の保証」を得たが、ロシアは14年にクリミア半島を併合し、22年にはウクライナに全面侵攻した。 従ってゼレンスキーが正しくウクライナに侵攻し領土を返さないロシアが間違っている。一方、米国にはウクライナの安全を保証する責務がある。しかし、トランプ大統領は過去の政権の同意や約束を尊重しない、信用ならない大統領だ。トランプ大統領がウクライナに現状で停戦を迫っているのは大きな間違いだ。国際社会は停戦にごまかされてはいけない。
2、さすがにこの話は無理がある。プーチンさんに停戦を選ぶという選択意志があったとしても、停戦準備なんて絶対にしないだろう。何しろ、トランプさんが提案し、プーチンさんが想定しているのは、ウクライナの相当部分をロシアに組み入れるという、ウクライナとの勝ち負けだけでいえば、ロシアの勝ちを意味する停戦なのだから。その停戦を手に入れる条件づくりとして、ロシアは「戦いを継続することはウクライナのさらなる被害を意味する」という状況をアピールする必要がある。
停戦準備なんて、自らそのカードを引っ込めるようなことだ。こんなの、少なくとも軍事の当事者の間では当然の認識だろう。停戦の場は、夢を実現する場ではなく、現実を直視する場だ。それはロシアにとってもそうだが、ウクライナにとってはなおのことそうだ。
3、プーチンは仕掛けを打っている。ドネツク完全支配の代わりにサボリージャヘルソン二州の軍を引き上げると主張。これは一見、圧力緩和に見えるが違う。この方面の兵力を東部に投入するということ。つまり、トランプと和平を進める。その証拠に二州の軍を引くとして懐柔。それでウクライナがごねたら、その兵力を東部に投入するこの兵力は新兵でなく精鋭部隊。その投入は局面を一気に変えるだろうゼレンスキーはそれを懸念して発言してる。「認めれば無条件でドネツクを明け渡すことになり、拒否すれば二州の精鋭が東部に投入される。体面ではトランプの譲歩要求に応じたことになるのでトランプはプーチンに味方する」ということ王手飛車取り
4、戦前のロシアの目標を考えれば、領土割譲では全く戦争目的を達成していない。
ウクライナの非軍事化、非NATO化、つまりウクライナの無条件降伏と傀儡政権の樹立が果たされない限り、ロシアの政権中枢は勝ったと見做さないだろう。クレムリンは講和をちらつかせてはウクライナへの支援を阻害し、傭兵でも北朝鮮兵でも何でも使って戦線を押し上げ続ける。これまでもそうだったしこれからもそうだろう。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ed750e89e535cdb4e864711410bdf59b57a882e9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]