事件概要
2025年8月11日、アメリカのトランプ大統領は中国に対する関税措置の一部停止を90日間延長する大統領令に署名しました。この措置は、米東部時間12日午前0時01分に期限を迎える予定でしたが、延長された結果、アメリカが中国に課す関税率は10%の基本税率と20%のフェンタニル関連関税を合わせて30%にとどまりました。

もし延長されなければ、米国は中国製品に対して145%、中国は米国製品に対して125%の関税を課すこととなっていました。米中間での貿易交渉や譲歩についても言及され、今後の首脳会談に向けた合意形成の可能性が示唆されています。

コメント
今回の関税措置延長は、米中貿易戦争の緊張を緩和する可能性がある一方、依然として複雑な課題が山積みであることを示しています。関税が引き上げられた場合、両国経済に与える影響は計り知れませんが、90日間の延長が必ずしも解決に向かうものではないことも明らかです。アメリカ側の期待は中国からのさらなる譲歩にありますが、その一方で、中国にとっても強硬な立場を取る必要があります。これからの交渉がどのような形で進展するのか、期待とともに懸念も深まります。

貿易の枠組みを再構築し、双方に利益をもたらす解決策を見つけることが最も重要であり、アメリカと中国の関係は今後ますます注視されるべきです。

ネットからのコメント

1、中国はしたたかですね、アメリカの弱みを理解して交渉してますね。これからアメリカは経済が悪くなり、物価が上がりますから。トランプ大統領は経済音痴なのでもう後戻りはできない状況に追い込まれます。アメリカは民主主義陣営のリーダーではなくなりました。ただの独裁国家に成り下がりました。

2、予想通りすぎる展開。ロシアからエネルギーをもっとも輸入しているのが、インドではなく中国。なのにトランプはインドにはオラオラ系で、中国にはダンマリ。公言していた二次制裁（100％関税）の期限である８日をすぎても、何のアクションを起こさないばかりか、二次制裁の「に」の字も無し。中国に対してさらに二次制裁の関税を上乗せすると、またレアアースを禁輸されてしまう。米国のレアアース備蓄量はわすかだ。在庫が枯渇すると米国は、電気自動車もミサイルも艦船もつくれない。トランプ肝いりの最新鋭戦闘機F-47も開発できない。

トランプのメインターゲットはロシアではなく中国で、中国共産党をかならずぶっつぶすと期待している皆さん、これが現実ですよ。トランプは弱きをくじき、強きにおもねるのです。

3、結局トランプの関税措置は一番狙いたい中国相手に十分な成果を上げられないんじゃ無いの？そして本来の友好国や経済的につながりが強い国を貿易赤字の元凶として非難したことで中長期的なアメリカの国力、影響力を削いで、中国の台頭を助けるんじゃないかと思ってる

4、トランプさんらしいね。勢いで突き進み、壁にぶち当たってからアタフタする、さすが6回も破産しただけの事はある。行き当たりばったりの大統領に振り回されるアメリカ国民や企業が可哀想に思えてくる。