岡山大学の60代女性教員が、非常勤講師に対してアカデミック・ハラスメントを行ったとして、2025年12月25日付で停職2カ月の懲戒処分を受けました。一連の事例には、深夜に6時間近くの長時間電話や、LINEでの頻繁なメッセージ送信が含まれます。また、教員は契約外の大学院業務を非常勤講師に押し付けていたともされています。この問題は2025年1月、被害者の非常勤講師がハラスメント相談窓口に相談したことで表面化し、学内調査の結果、ハラスメントの事実が確認されました。該当教員は反省の意を示していますが、事件は大学内における権力構造や業務環境の改善必要性を浮き彫りにしています。

アカデミック・ハラスメント、特に昼夜を問わない長時間の連絡や不適切な業務指示は、教育機関の理念を大きく損なう行為です。本件では、教員がその立場を利用して非常勤講師に過剰な負担を強いた背景が見受けられ、これは明らかに現場の管理不備を示唆しています。
まず、大学内の内部通報制度が十分機能していれば、この問題はもっと早期に解決され得たはずです。次に、搾取的な労働環境が発生する原因には、非常勤講師の不安定な雇用状況が挙げられます。さらに、現状の教育機関におけるハラスメント研修の形骸化も見逃せません。
解決策として、①ハラスメント相談窓口の透明性強化と早期対応策の実施、②非常勤講師の労働環境および契約内容の改善、③教員に対する定期的なハラスメント防止研修の強化が急務です。これらは教職員間の権限バランスの是正だけでなく、健全な教育風土の再構築にも寄与します。
教育とは平等な交流の場であるべきです。立場に依存した不公正が続けば、教育機関は学びの場ではなく、単なる権力行使の場と化すでしょう。この事件を機に、大学全体での持続可能な体制改革を強く望みます。
ネットからのコメント
1、停職2カ月の懲戒処分ということで、普通の感覚の人間ならこのまま依願退職しそうなものだが、この女性教員が退職することなく2ヶ月後に平然とした顔で職場復帰するようなことがあれば、何の根拠もないけどまた同じようなことをやり始めそうな気がする
2、これは「指導」でも「熱意」でもなく、ただの権力濫用です。深夜に最大6時間近い電話、LINEでの執拗な連絡、契約外業務の押し付け――非常勤講師という立場の弱さにつけ込んだ行為以外の何物でもありません。大学は知性と倫理の拠点であるはずですが、その内部で基本的な労務意識すら欠けている教員が存在する現実には失望します。「反省している」という言葉は、被害を受けた側の時間と心身の消耗を帳消しにはしません。停職2カ月で済む問題なのか。むしろ問われるべきは、こうした行為が起きるまで見過ごされ、声を上げなければ止まらなかった大学の体質そのものではないでしょうか。
3、6時間に及ぶ電話は、指導や連絡の範囲を明らかに超え、相手の生活リズムや回復力を奪います。学術の現場では「熱心さ」や「面倒見の良さ」が美徳として誤解されやすく、上下関係があるほど境界が曖昧になりがちです。しかし、断れない立場にある相手にとっては、善意であっても強い心理的拘束になります。重要なのは個人の反省だけで終わらせず、連絡時間・手段・業務範囲を組織として明確にすること。
安心して距離を保てる仕組みがあってこそ、教育や研究は健全に続くと思います。
4、自分はアカハラではなく、カスハラの経験があります。何度も何度も休日や時間外でもおかまいなしで電話をされ、出ないと翌日かけ直した時に文句を言われます。また、社会通念上、無理なことを毎日しつこく依頼してきます。つながらない権利は大切だと感じます。自分はこのくらいなら大丈夫と思っても相手がどのように受け取ったかが重要です。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/93de89e6926c73d4dbf92a728b9636d570758111,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]