福島市の販売店「大文字屋米穀店」で発生している新米の余剰問題について、事件概要を整理します。2025年10月から12月に例年の50トンほどの新米を仕入れたところ、販売量が2から3割減少。原因は価格高騰で、全国平均価格は5キロあたり4321円で14週連続4000円台。一方、収穫量は2024年より67万トン多い746万トンで、2017年以来最大。

そのため、倉庫に大量に新米が残り、卸売業者からの仕入れを停止。販売価格を抑える努力にもかかわらず、店の経営が苦しく、先行きは不透明です。

新米の価格高騰と余剰在庫という現象は、コメ産業にとって由々しき問題です。これは市場の需要と供給のバランスが崩れ、結果として販売店が大きなジレンマに直面している証である。収穫量が増えた一方で、消費者が手を出しにくい高価格は不合理です。こうした状況の背景には、増産戦略の調整不全と価格形成制度の欠陥が見受けられます。解決策として、まずは価格の透明性を確保し、消費者が納得できる価格設定を行う必要があります。次に、生産者と販売店が協力して直接販売や地域イベントを活用し、コメの消費を促進すること。そして、政府の政策として、農家への支援や価格管理制度の改革が問われます。

適切な価格と消費の活性化を同時に実現し、持続可能な産業構造に再構築することが求められます。コメの価格と需要の歪みは、消費者の生活に直接影響を及ぼします。われわれは合理的で持続可能な消費支援を通じて、未来に通じる価値を生み出すべきです。

ネットからのコメント

1、国産米が少し安くなったからといって今買うのは価格の高騰が長く続く事、JAや卸し業者に得をさせる意味があります。米を買うにしても、カルローズ米か備蓄米として、後はうどん、蕎麦、スパゲッティや粉ものをフルに使って、税込みで5キロ3000円以下になるまで、可能な限り米を買わない事が、今後のコメ価格に大きく影響すると思います。米価格を高騰させたJAや卸し業者に痛い目をみさせ、今後米で暴利をむさぼる事が無いようにさせる為、今しばらくの米の買い控えが必要だと思います。

2、大凶作だったとか災害があったとかで高値になるのなら今年は仕方ないと皆さん高値でも食べる分は買うでしょう今回は何故2倍以上にいきなり値上がりしてるのか結局きちんと説明して納得させられる人がいないし消費者はなんなのこれ？状態米離れは進み米農家も廃業して店頭には外国米ばかりって世の中になるんじゃないか

3、前年の不作を一儲けするチャンスとして値段を吊り上げたからでしょうね。価格を前年の倍はやり過ぎでしたね。特にJAと大手米問屋は政府にお米券を配らせて高値で買ってもらおうとしたが国民に見透かされて失敗しましたね。赤字で放出しないと米離れがますます加速するな、と思う。

4、米が余ってるって手の内を明かすところがあまりにも怪しい。新米価格は5Kg単一で4000円を割っているものもちらほら。来年春頃には価格が落ち着くって5Kgでいくらになるんだ？これまでに小米や中米を混ぜこんで4000円以上で売ってきた中抜き業者は億単位で損失を出せばいい。