東京・赤坂の個室サウナ店「サウナタイガー」で、30代の夫婦が火災により死亡する事故が発生しました。この火災は、サウナ室内の非常ボタンが押されたものの、受信盤の電源が入っていなかったため、ブザーが鳴らずに店内にいたオーナー含む3人が気付かなかったことが原因とされています。捜査によると、非常ボタンのプラスチック製カバーは割れ、本体も壊れており、これは夫婦が繰り返し押した結果とみられています。
火災の発生原因は、サウナストーンに触れたことで燃焼したタオルと考えられています。警視庁は業務上過失致死容疑などで店の管理態勢を調査中です。

この事件は、事業者としての責任を問わずにはおけないものです。非常装置の電源が常にオフ状態だったという店の管理体制には、驚きと憤りを感じざるを得ません。非常用設備は、緊急時に生命を守るための基本中の基本です。この問題の本質は、店舗の安全管理に対する認識の甘さと、事業者としての基本的義務を怠ったことにあります。まず、設定した非常装置が機能しているかの定期的な確認を義務付けるべきです。次に、従業員へ適切な設備の操作方法を指導すること、加えて、第三者による安全監査を定期的に実施する必要があります。命を預かるサービスを提供する者として、責任ある管理体制を築くことは欠かせません。
そうした取り組みがなければ、結局は事業者自身も社会的信頼を失うことになります。社会に対する誠実さを欠いた事業者は、存在意義さえ問われるのです。
ネットからのコメント
1、絶句…信じられない。わたしがバイトしてた別のサウナは毎日必ず従業員が開店前にボタン押してフロントが鳴るか確認してたよ?音量も。ドアも押すだけのタイプのドアだったけどちゃんと押し引きできるか毎日毎日確認してた。安全もなにもないじゃん…こんなにお金とって高級に見せかけて。
2、非常ボタン受信盤の電源を入れたことが無かったという事は普段点検も一切していないという事にもなりますし相当ずさんな運営だったんですね高級感をアピールされててもサービスの質が良いとは限らないとはお客が気の毒
3、信じられない。タオルを掛けて置きっぱなしにして燃えたのは仕方ないとして、非常ボタンの作動確認も今まで一切なし、ドアノブ設計もレバーハンドルタイプ(サウナは本来は押し引き可能なプッシュブルタイプになっているのが基本なはず...)、そして最悪なことにドアノブが取れてしまった。
管理が杜撰すぎます。おふたりはさぞかし辛く苦しかったでしょう。ご冥福をお祈りします。これを機に全国のサウナや岩盤浴などの施設は細かいところまで再度安全確認をするべき。国でも安全ガイドラインの見直しや年一の立ち会い検査を義務付け、二度とこのような事故が起こらないように徹底してください。
4、過去にドアノブのラッチが戻らず、無理に開けた経験がある。今回も、ドアノブが外れて開けられなくなったのか、あるいはラッチ不良によりこじ開けようとした結果ドアノブが外れたのか、可能性は一つではない。いずれにしても複数の不具合や対応不足が重なった不幸な事故であり、非常ベルが作動しなかった点などを考慮すると、過失が問われる可能性は高いだろう。故人のご冥福をお祈りしたい。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/b9215959db9d01cb8deff549e3cb5ddb070f979b,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]