鉄道会社各社で自由席の縮小・廃止が進んでおり、JR東日本やJR東海、JR北海道などで全席指定席への移行が進行中です。この動きには賛否両論があり、特にプライバシーに配慮したい利用者からは、自由席のニーズが根強く残っています。自由席の利用者は、周りの乗客を見て座席を選べることで座席ガチャを避けたいと考えており、荷物を置いて隣に人が座るのを防ぐ工夫も見られます。
しかし、こうした行動によりトラブルが発生することもあり、鉄道会社は自由席の廃止を進める理由としています。一方で、地方の利用者からは指定席への移行により、利便性が低下するとの意見もあります。

鉄道業界が進める自由席の縮小政策は、多くの乗客にとって利便性と選択の自由を奪う施策です。特にプライバシーや快適さを重視する乗客にとって、座席ガチャのリスクを避けるための選択肢が狭まるのは問題です。制度の背景には、鉄道会社が少しでも収入を確保したいという思惑があり、指定席の利用を推進していますが、その過程で利用者からの不満を十分に考慮していないことが伺えます。解決策として、まず座席利用の多様性を確保し、柔軟な座席オプションを提供することが求められます。次に、指定席購入の利便性向上として、より直感的で利用しやすい予約システムの導入が必要です。
さらに、地域特性に応じた座席プランを設定し、多様なニーズに応える施策を打ち出すべきです。これらの施策により、利用者の利便性を確保しながら、公共交通機関としての価値を再確認する機会を提供できるでしょう。過度な指定席化が鉄道の魅力を損なうことのないよう、業界全体での改革が求められています。
ネットからのコメント
1、とにかく特急に乗れれば良いという時に指定席は煩わしさが出てしまう。普通列車が非常に少ない線区では嫌でも特急利用が選択肢となってしまい、四国や北海道では高校生も部活帰りで使うケースが見られる。自由席付きの特急がある線区では、短距離用の券売機で自由席特急券が買えるため、指定席券売機やネット予約に比べて操作が簡単であるのも理由の一つだろう。
2、自由席に一定の需要があることは理解できます。しかし、年末年始などの多客期は全車指定席にすべきと思います。理由は、自由席を巡る混雑や通路滞留が安全面・快適性の面で大きな課題となっており、全車指定席にすることで、座席の確保が明確になり、車内の混乱や不公平感を減らせるという側面もあるからです。
これは「利用者を制限するため」ではなく、多くの人が安心して移動できる環境を維持するためのとも言えます。自由席の利便性だけでなく、混雑時の安全性や全体の快適性を考慮する必要があるのだと思います。
3、学生の頃、東京~大阪4列シートの夜行バスを利用したことがあるが、私は窓側、隣の通路側の席にガタイのいい男性が来てものすごく窮屈でほとんど眠ることができず本当にキツかった。自由席はトラブルの元になることも多々あり、指定席は収益効率も良く、鉄道会社側からすれば指定席化はメリットしかないが、自由席需要にも応えて欲しいとは思う。
4、指定席だと、窓口購入の場合は「座席選択」に時間がかかるし、券売機購入だと正規発車10分前を切ると購入できなくなってしまう。つまり、かつてのキオスクみたいなサクッと買うことができないんです。自由席があれば、まったく時間がなかったとしても、最悪車内ですぐ自由席特急券を買えるメリットもありますからね。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/3e6a27bd80e427fe14263fe7570504c75b0d1a81,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]