ボクシングファンにとって、2025年12月17日に開催された両国国技館でのWBA・WBO世界ライトフライ級王座統一戦はU-NEXTの有料配信となり、多くのファンが観戦の際に「迷子状態」となった。年末には井上尚弥や井岡一翔などのビッグマッチも予定されており、これらもネットでの有料中継が主流となる。さらに、来春の野球のWBCもネット配信に切り替わる計画があり、スポーツファン全体に「出費がかさむ」と嘆く声が広がっている。
ファンは、スポーツ中継の有料化が進む可能性を懸念し、M-1やオリンピックといったイベントも将来的には有料化されるのではないかと不安を抱いている。

スポーツイベントの配信が有料化の波にのみ込まれ、多くのファンが戸惑いと不満を抱える現状は、訴求力の不足と共感の欠如が浮き彫りになっている。伝統的にスポーツは公正で民主的なものであり、それを財政的壁が阻むことにより、多くのファンが積極的に参加できなくなる状況を許容してはならない。問題の本質は、経済によるアクセスの格差であり、視聴料金の見直しが必要だ。具体的な解決策としては、スポーツ団体と配信企業による価格設定の柔軟化、無料試聴期間の設定、そして公共放送の役割の再検討が挙げられる。公平性に基づいたスポーツ視聴は、誰にでも手の届くものであるべきであり、経済的利益だけで判断されるべきではない。
それを守ることが、健全なスポーツ文化を継続させる道である。
ネットからのコメント
1、子どもの頃からボクシングが大好きで世界戦はテレビで見るのが当たり前だった。それが今では・・・幸いなのかプライムビデオ、ネットフリックス、wowowに加入しているから一定数の世界戦は視聴できる。ただ、こうも多いと勘弁してもらいたい。何なら一層の事、ボクシング専門チャンネルか専門動画サイトを作ってそこで独占放送してもらいたい。
2、簡単です、ファンをやめれば良い、嫌味じゃないです。私は年間二桁は余裕で会場で観るほどボクシング好きでしたが、有料配信だらけになって映像を見ることが減ったら、次世代の選手が分からなくなり、そのうちよく知らない選手が世界戦をするようになって、そもそもの興味が激減しました。意外と苦しいのは最初だけで今は世界戦の日程すらよく知りません、趣味なんて苦しんでまでやるものじゃないです。
3、元世界チャンピオンの畑山隆則さんが言ってましたが、「自分がボクシングを目指したきっかけは子供のころテレビでたまたま辰吉丈一郎選手の試合を見て感動してボクサーを目指すようになった」と。
昔は、テレビ放送でボクシングの世界戦がゴールデンタイムに放送されていたので、ボクシングに興味のないお茶の間の子供たちも見る機会が多かった。それがきっかけでボクサーを目指すきっかけになった子供たちも多い現在では、ボクシングを知らない子供たちがボクシングを知るには親などがネット視聴の環境を与えたりYouTubeなどで自発的に見るしかないそういう意味ではボクシングを知らない子供たちへの露出を広げるという意味では難しい時代なのかもしれない
4、まだまだ日本で有料ネット中継が浸透するのは時間がかかるかもだし、ひょっとしたら全く浸透しないかも。お金がかかるならいいや〜って人が大半だろうし否定する必要もない。ボクシングファンだが本当に見たい試合を吟味する
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/72e2bd251b23c5e1d577ef57ec4f390b2789826e,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]