22日、参政党の神谷宗幣代表は、衆議院の議員定数1割削減に関する自民党と日本維新の会の合意文書について記者会見を開いた。神谷代表は、定数削減が「拙速すぎる」とし、選挙制度の包括的な見直しとともに考慮すべきだと主張。議員削減による経費削減が限定的であるとの観点から、現行制度の中での定数削減を「暴論」と批判した。また、立法能力の強化の必要性を訴え、議員の秘書やスタッフの雇用を公費で支援する体制の構築を提案。
議員削減は目的と手段を誤っているとし、その背景には政治資金の問題もあり、公費による支援が政治活動の質の向上につながるとした。
神谷代表のこの意見には、深刻な制度的問題を浮き彫りにする側面がある。まず、議員定数削減を拙速に進めることで、その効果が限定的であるとはっきり示されている。神谷代表の指摘通り、現在の制度下での部分的な削減は、財政的なメリットが乏しい。それどころか、国会議員の数を減らし過ぎることは、立法の質を損ないかねない。また、公費によるスタッフ雇用の支援の欠落が、現状の立法能力不足をもたらしていると言える。制度的には、予算の効率的な再配分と、健全な政治活動を担保するための政治資金制度の見直しが不可欠である。具体的な解決策としては、まず選挙制度と議員の役割の明確化、次に公費での秘書・スタッフ雇用体制整備、さらに政治資金の透明化を進めることで、信頼される政治基盤を築くことが求められる。
このような視点から見れば、神谷代表が主張する「定数削減ありき」からの脱皮こそが、本来目指すべき政治改革の姿である。
ネットからのコメント
1、国会議員を多少削った所で国庫負担の影響は小さいかもしれない。しかし何らかの政策を実行するにしても財源が無いの繰り返しばかりで議論が深まっているとは到底思えず、国民の大多数は政治に対する不信感は募るばかりだ。現状、効果的な策が打てなくとも、議員削減による意思表示により政治に対する期待感や興味関心も生じるのではないか。あくまで政党目線でなく、国民の目線で政治を行なって頂きたい。
2、神谷さんの言うこともわかります。国の予算の中で微々たるもの。それ以上に国会運営にかかるその他の無駄や省庁のスリム化の方が効果が大きいはず。しかしそれに着手する前に身を切って姿勢を示しているのではないでしょうか。
3、そこまで言うのであれば、まずは歳費の見直しをして下さい。今の4分の1でも充分だと思いますけど。議員数は減らさない!歳費も減らさない!のであれば何も変わらないのでは?居眠りしている議員がいる事はどう説明されますか?議員に対して無駄遣いをしていると感じていますが!仕事もせず寝てて数千万円の報酬なんて普通に考えて納得されないでしょうに。
4、一番切られる可能性の高い党だからねとは言え、参議院選から然程存在感示せず、出てきたのがこれだと余り次の選挙は明るくないですね建設的な意見を上げながら是々非々の態度を明確にすれば、国民や維新から抜けた票も拾えそうですが保守の自民回帰も有るので次の選挙は厳しそうですね
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/f2a2ea449a80fd7a3a69f98d75ddf918303b6ca9,記事の削除・修正依頼などのご相談は、下記のメールアドレスまでお気軽にお問い合わせください。[email protected]